10月12日(木)
昨日の仕切り直し(というか予定どおり)で高野秀行さんと来年号からの連載の打ち合わせ。いきなりインドへ3ヵ月旅されるということビックリしたが、まあ移動の多いのは編集長椎名で慣れているから、とりあえず大丈夫でしょう…なんて、本当に大丈夫なのか? しかし高野さんは作品同様、真面目な部分と不真面目な部分が入り乱れていて本当に面白い。気づいたら2時間も過ぎていてビックリ。連載、楽しみにしています。
ちなみに第1回酒飲み書店員大賞の『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)は、5刷りまで行ったとか。バンザイ! でもでもあの面白さならもっと読まれて良いはず。というわけで未読の方は『アジア新聞屋台村』(集英社)との併読を熱烈にオススメしています。
ところでもうひとり只今僕が熱烈にハマっている作家・吉村昭なのだが、こちらに関してまたもや仲良し営業マンL出版社のNさんから熱いメールが届いた。
「俺も吉村さんは大好きです。俺のオススメは『破獄』『仮釈放』『冷たい夏、暑い夏』『大本営が震えた日』です。ちなみに『漂流』はあまりに好きで、3回くらい読んでます(^^。 」
うーむ、吉村昭、すごい人気あるんだなぁ。そういや父親の本棚にも黒い背表紙の本が何冊かあったっけ。今さらこんな興奮して読んでいる自分が恥ずかしい。しかもこんな公の場で書いてしまっていて、いやはや。でもでも面白いんだからしょうがない。とにかく読みます、吉村昭。
夕方から『本日記』の事前注文〆作業。
〆作業は、僕の仕事でいうと第一段階終了の一段落つく日ではあるんだけど、いただいた注文短冊を一枚一枚確認していると、ああ、もっと別の営業が出来たんじゃないかと後悔することも多い。どんどん背中が丸まって身体が小さくなる。
飲もう、飲もう、友よ。