10月13日(金)
昨夜見たテレビ、NHKの『プロフェッショナル』では、とある編集者と打ち合わせしている作家白川道が、百万円の束をバラバラポケットから取り出したではないか。競輪で900万円稼いだ後だった…とか。
うーん、うちの会社に生息している自称博打打ち・藤代三郎=目黒考二にも、これくらい甲斐性があったらいいのに。藤代三郎のポケットから出てくるのは外れ馬券と糸くずばかりだ。やっぱりプロフェッショナルは違うね、って違うか。
今月の新刊『本日記』坪内祐三著の見本が出来上がったので取次店さん廻り。中味はもちろん、外(装丁)も本らしい本に仕上がり大満足。同日発売の『酒日誌』(マガジンハウス)共々よろしくお願いします。
しかし、とある取次店さんで僕の前に打ち合わせしていた出版社の言い分にビックリ。既刊の重版分の配本をお願いしているようなのだが、注文もほとんどないのに「3000部お願いします」とのこと。おいおい、そう簡単にそんな部数が裁けるなら、書店さんも営業も苦労しないでしょう…。
さすがに取次店さんの担当者さんも困惑な表情で「それはさすがに乱暴でしょう」とだいぶ部数を抑えていたようだが…。うーん、取次店さんも海千山千の出版社相手(僕もそのひとりだけど)に大変だなあ。
今夜は目黒考二の還暦パーティー。
本の雑誌社の元社員や元助っ人が集まる予定なのだが、果たして目黒はこっそり用意した赤いチャンチャンコを着てくれるだろうか。もし着てくれたら、第4弾目の『笹塚日記』の単行本に写真を掲載するのに。いやそんなことより発行人浜本が「ハマやん、太ったねー」と10人以上に言われることに焼肉1回(普通バージョン)を賭けよう。