WEB本の雑誌

10月18日(水)

 京王線を営業。

 どこの書店さんからも「文芸書が…、小説が…」という悲鳴が聞こえてくる。何だかほんとに小説にヒットのない年のようだ。面白いものがないのか、あってもすぐ文庫化されるのでそれを待たれているのか、そもそも小説なんて読みたくないのか、とある書店さんでは「いわゆる本好きがいなくなっている気がします」なんてゾッとする話も聞いたが、文芸書は悶絶の2006年なのかもしれない。

 そうはいっても通勤で利用している埼京線で朝夕と観察すると、本を読んでいる人は多い。本日も僕の周りで5人が文庫本や単行本を広げていて、その次に多いのが携帯電話をいじっている人、その次が携帯ゲーム機だったりする。しかしコミック誌を広げている人は減った気がするけど、本日初めて携帯電話でマンガを読んでいる人を目撃。もしかしたら携帯電話をいじっている人も読書している可能性があるのか?

 夜、千葉会(酒飲み書店員の会)の会合に出席。事務局である良文堂の高坂さんが一枚のレポートを差し出し、そこには「千葉会企画第2弾 酒飲み出版営業大賞」なんて書かれていた。今までどおり年2回酒飲み書店員は続け、その間に出版営業が選ぶのをやるという。ただし出版営業マンは推薦は自社本あり、投票は他社本という仕組みだそうだ。いやー、面白いなぁ。こうやっていろんなことをやって本を届けるしかないよな。

 うん? 僕はどっちに参加したらいいんだ?