WEB本の雑誌

11月26日(日)炎のサッカー日誌 2006.19

 入場列を歩道に並ばせる、あるいはトイレの数が少なすぎ小便するのに30分も並ばせられたりと、運営の滅茶苦茶な味の素スタジアムで行われた浦和レッズ対FC東京。我らが浦和レッズが勝つか、ガンバ大阪が引き分け以下なら浦和レッズにとっては初めての「その日」になるはずだったのだが、試合が開始してすぐ我が浦和レッズが引き分けでもいいやという感じであることがわかる。

 それに引き替えアホアホ藤原が応援するFC東京は目の前で優勝されたくない一心で中盤での激しいプレッシャーから右サイドの石川、徳永へボールを供給。もはや4バックのようなかたちになってしまった三都州はディフェンスでいっぱいいっぱいの状態で、我ら浦和レッズはなかなか攻める事ができない。

 後半15分過ぎから攻め疲れてしまったFC東京の足が止まり、いくらか浦和レッズにもチャンスが生まれるが、ゴールは決まらない。

 そんななか何度も携帯が尻のポケットでブルブルし、おそらく妻が気を利かせて途中経過をメールしてきているのだろうが、そんなもんとても見ている場合ではない。ガンバ大阪がどうなるとかでなく、とにかく勝って我らの手で優勝カップを手に入れるのだ。

 しかしお互いゴールネットを揺らすことなく0対0の引き分け。その瞬間、味の素スタジアムを埋めた約4万人のうちの7割近いレッズサポはしーんとなり、裁きを待つ。

 でもでもどうだっていいや、ガンバ大阪の結果なんて。そりゃ早く優勝を決めたいけれど、やっぱり目の前の試合で勝ちたいぜ。しばらくするとオーロラビジョンに「ガンバ大阪3対2京都サンガ」の結果が写り、大きなため息。うーん、浦和レッズの辞書には「消化試合」なんて文字はないんだな。

 というわけで「その日」は、12月2日(土)の最終戦まで持ち越しだ。今度こそ勝ちに行こうぜ!レッズ!!

 ワタクシ、カンゼンニテンパッテシマッテオリマシテ、トテモシゴトドコロデ、アリマセン。