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現役書店員が週替わりでおすすめ本のご紹介します。
●担当者●豊川堂カルミア店 林毅
2009年4月17日更新
『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子
今年の本屋大賞は、『告白』。およそ共感できそうにない物語にこれほど支持が集まるとは、(自分で投票しておいて言うのもヘンですけども)なんだか驚きでした。出色の出来であることはいまさら言うまでもないのだ...
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2009年3月21日更新
『乱反射』貫井徳郎
「アメリカがクシャミをすると、日本が風邪を引く」というのは昔から云われる話ですが、それが現実に起こり、日本は風邪どころじゃない大病を患ってしまったかのよう。 近頃流行の「世界恐慌」本を捲っていると《リ...
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2009年2月19日更新
『面白南極料理人』西村淳
新刊は毎日でるけれど、本屋は新刊だけを売っているわけではなくって(むしろ既刊本のほうが量的には多いのですが)、もちろん読んで面白かった本は突如積んでみたりするけれど、どんな本なら売れるだろうかと日々...
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2009年1月22日更新
『光』三浦しをん
浅見光彦シリーズであるとか、佐伯泰英の時代小説であるとか、安定して売れる小説は、「こんな感じの話だろう」とある程度予測がつくもの。分かるからこそ安心して読める。テイストがこれまでと違ったりすると「こ...
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2008年12月18日更新
『オリンピックの身代金』奥田英朗
今年の漢字は「変」だそう。まあ、信じられないほど変なコトが多かった年なのかもしれないけれど、これは変えなきゃいけないって思った人が多かったってことだろうか。 相次いで「今年いちばんの本」の発表がされ...
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2008年11月20日更新
『ばかもの』絲山秋子
本屋にとって何が強敵かって、セロハンテープほどしつこいヤツはいない。レジカウンターやワゴンの台車など、店内のいたるところにメモやポスターとともに生息していて、これがもうイヤになるくらい剥がれようとは...
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2008年10月16日更新
『チャイルド44』トム・ロブ スミス
「月にどれだけ読むの」 しばしばこう尋ねられることがあるのですが、いやそれほどたいした冊数じゃないわけで、実際のところは。読みたい本をすべて読もうとするのなら、仕事を放り投げても時間が足りません。読む...
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2008年9月18日更新
『アカペラ』山本 文緒
あまり声をかけて売ることのない書店員にとって、POPを書いてその本の普及につとめるのは、大切な仕事のひとつ。でもそれが難しい。なんて書いたら売れるのだろうかと、毎度毎度私の頭を悩ませるのである。(名編...
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2008年8月21日更新
『告白』湊 かなえ
「あら、髪切ったね」 うちのお店には女性ばかりなので、こんな挨拶を日頃からよく耳にします。うちの娘も髪切ると「どう?」なんて言ってくる年頃(小六ですけど)になったのだけれど、ちょっとくらい雰囲気が変わ...
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2008年7月17日更新
『さよなら渓谷』吉田 修一
「店長知ってます? 山岡親子がついに和解したんですよ」 バイトT君がある日、そんなことを言ってきた。 「へえ」 そしたらバイトのN君がきて、 「店長、岩城が結婚したんですよ」なんて話をする。 「でも...
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2008年6月19日更新
『FOR YOU』五十嵐 貴久
我が家での夕食時のこと、奇妙な光景が目に入った。その日はカレーライスだったのだけれど、見れば長女のお皿は肉だらけ。二女のお皿には人参ばかりが残っている。嫌いなのかと訊ねると、二人とも好きなものは取っ...
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2008年5月15日更新
『ステップ』
この春、三年ぶりに駅ビルの店に戻りました。学生を中心に若い人たちが多い店です。そんな折、硫化水素を使った自殺が相次いでいると耳にして(うちを訪れるような若い人たちがとても多い)、どうにもいたたまれな...
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豊川堂カルミア店 林毅
江戸川乱歩を読んだ小学生。アガサ・クリスティに夢中になった中学生。松本清張にふけった高校生。文字があれば何でも来いだった大学生。(東京の空は夜も明るいからと)二宮金次郎さながらに、歩きつつ本を捲った(背中には何も背負ってなかったけれども)。大学を卒業するも就職はままならず、なぜだか編集プロダクションにお世話になり、編集見習い生活。某男性誌では「あなたのパンツを見せてください」に突進し、某ゴルフ雑誌では(ルールも知らないのに)ゴルフ場にも通う。26歳ではたと気づき、珍本奇本がこれでもかと並ぶので有名な阿佐ヶ谷の本屋に転職。程なく帰郷し、創業明治7年のレトロな本屋に勤めるようになって、はや16年。日々本を眺め、頁をめくりながら、いつか本を読むだけで生活できないものかと、密かに思っていたりする。本とお酒と阪神タイガース、ネコに競馬をこよなく愛する。 1963年愛知県赤羽根町生まれ。
豊川堂カルミア店 林毅 最近の記事
『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子
『乱反射』貫井徳郎
『面白南極料理人』西村淳
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