●担当者●精文館書店中島新町店 久田かおり

2009年4月9日更新

『ステップ』重松清

 本の雑誌社の杉江さんから「横丁書いてみない?」と甘く誘われてから早1年。どうにかこうにか今月で最後のお勤めを果たすことと相成りまして候。 小学生並みのボキャブラリと中学生並みの文章力を、ムダに熱い思... 記事を見る »
2009年3月12日更新

『僕らの事情。』デイヴィッド・ヒル

 弥生三月は別れの季節。今まで一緒に過ごしてきた仲間と別れ新しい世界へと踏み出す季節だ。 てかてかでつんつるてんの制服にピンクの花を付けてもらい、後輩たちから拍手で追い出される光景がそこかしこで見られ... 記事を見る »
2009年2月13日更新

『どうせ、あちらへは手ぶらで行く』城山三郎

 一年に一度乙女がチョコを胸に愛を告白する日、バレンタイン。 けど最近はいつでもどこでも誰でもすぐにコクったりくっついたり離れたりしているのだから今更バレンタインもなにもないだろ。おまけに今年は男がチ... 記事を見る »
2009年1月15日更新

『タイム屋文庫』朝倉かすみ

 毎年お正月に今年の目標なるものを立ててみる。立ててはみるのだけれど二ヶ月ほどで怪しくなり半年もすると忘れてしまう。実際去年の目標が何であったのか、今、全く思い出せない。 そんなあまりイミのない元旦的... 記事を見る »
2008年12月11日更新

『親から子へ伝えたい17の詩』ドロシー・ロー・ノルト

 一年の中で二番目にわくわくする日、それはクリスマス。 カソリック系の学校に通っていた4年間だけ、にわかエセクリスチャンだったけれど、本当は12月31日の11時59分までお寺で煩悩を除き、1月1日にな... 記事を見る »
2008年11月13日更新

『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』有栖川 有栖

 断言する。 私は鉄子ではない。決してない。だいたい路線図も時刻表も読めない。 なのに、この『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』を読んでいるうちに自分の鉄道にまつわる思い出がふつふつと湧き上がるのを止めら... 記事を見る »
2008年10月9日更新

『おそろし ― 三島屋変調百物語事始』宮部 みゆき

 久田的苦手なのもの選手権大会を開いたら、間違いなく1位は「怖いもの」だ。 怖い本も、怖い映画も、怖い乗り物も、怖い人もみんなみんな苦手だ。怖い内容はいろいろだけど、特に「お化け」の類には近づきたくな... 記事を見る »
2008年9月11日更新

『美女と竹林』森見登美彦

 京都に住みたいと思っていた。  私がまだ紅顔の美少女だったころ、友達のセンチメンタルジャーニーに付き合って訪れた嵯峨野にたたずみ、はらりはらりと降り続く雪を手に受け誓ったのだ。 「京都の大学に行って... 記事を見る »
2008年8月14日更新

『マイ・ホームタウン』熊谷 達也

 もしも期間限定かつ場所限定って言う条件付きならどんな生活がしてみたいか。  んなもんたっくさんあるよな。例えば石油産油国の大富豪の娘になって想像を絶する贅の限りを尽くすとか、ハリウッドの超有名女優に... 記事を見る »
2008年7月10日更新

『ボクナナ!』岡田 慎一

 中学3年の夏休みって、何をやってたかなぁ。 確かその夏でクラブ(ハンドボール)引退だから最後の試合への練習に明け暮れていたな。  今でこそイケメンアスリートno.1の宮崎くんのおかげでメジャースポー... 記事を見る »
2008年6月12日更新

『三国志男』さくら剛

 ある人が言った。「世界を見れば日本が分かる。歴史を知れば今が分かる」と。そうか、そうだったのか。最近新聞を騒がせている"後期高齢なんたら"とか"ガソリン税かんたら"という中央の方々がやろうとしている... 記事を見る »
2008年5月8日更新

『のぼうの城』

 「はじめまして」今までの人生で何度この言葉を発しただろう。誕生・入園・入学・就職・結婚...けれど今回ほど不特定多数の方々に向かって言うのはそれこそ初めてだな。せっかくなのでもう一度。「はじめまして... 記事を見る »
精文館書店中島新町店 久田かおり
精文館書店中島新町店 久田かおり
「活字に関わる仕事がしたいっ」という情熱だけで採用されて6年目の、現在、妻母兼業の時間的書店員。経験の薄さと商品知識の少なさは気合でフォロー。小学生の時、読書感想文コンテストで「面白い本がない」と自作の童話に感想を付けて提出。先生に褒められ有頂天に。作家を夢見るが2作目でネタが尽き早々に夢破れる。次なる夢は老後の「ちっちゃな超個人的図書館あるいは売れない古本屋のオババ」。これならイケルかも、と自店で買った本がテーブルの下に塔を成す。自称「沈着冷静な頼れるお姉さま」、他称「いるだけで騒がしく見ているだけで笑える伝説製作人」。