1月7日(火)
年末。発行人の浜本が、頭を押さえながら唸っていた。
「オレ、もしかしたら仕事始めにはこの世にいないかも…」と呟き、「頭が割れるように痛い、これはくも膜下出血に間違いない」と断言した。
その瞬間、社員一同は、ほんの数秒ギョッとし、その後しっかり思考回路を動かし直し、そして机の下で小さく拍手し、誰もが忘れずに初詣の願掛け筆頭候補にしようと手帳に記入した。いや、もちろん回復を祈って…。
その浜本。年が明けてもしっかり出社してきているではないか。年末に自己申告で騒いでいた病名は「くも膜下出血」。本人は本当に心配して病院に駆けつけたようなのだが、医者が下した診断は「肩こり」。
人騒がせというか、いや社員の誰もが自己申告を信じていなかったから、一人騒ぎなんだろうけど、いきなり今日は遅れて出社し「いやー、首つってもらったら気持ち良くてさぁ」なんて言われると、本当に首をつってこの世から消えて欲しくなるもんだ。