1月23日(木)
雪だか雹だか雨だかわからないものが降って、とにかく寒い。営業マン泣かせな一日だと駅のホームで震えていると携帯電話にメールが届く。かじかむ指を必死に動かし確認すると、相棒とおるからであった。
「内勤になってラッキーと感じる今日この頃」
思わず「殺す!」とだけ書いて返信した。
相棒とおるは、とある機械メーカーのハッタリ敏腕営業マンだったのだが、昨秋、そのハッタリが社内で爆裂し、見事、海外事業本部へ異動となったのだ。海外事業本部というのがいったいどんな仕事をしているのかまったくわからない。なにせ本の雑誌社にはそんな本部も、事業もないからだ。先日飲んだ際、本人に聞いてみたが「インド人とペルー人と日夜戦っている」とほざくだけで、本人もよくわかっていない様子だった。
そのとおるからのメールはしつこく続いた。
「今日の社食は煮込みハンバーグです。アツアツのホカホカです。幸せ」
「今空調の温度を3度上げました」
寒さに震えているのか、怒りに震えているのかわからないまま、僕は関内のY書店さんを訪問。平台を一瞥し、ビックリ!
なんと僕が書店さん向けDMで募集し、制作し、再度勝手にお送りした「全国書店員がオススメする2002年度面白本はこれだ!」のPOPを使ってくれていたのだ。一生懸命作ったものの、まさかこれを本当に売場で使ってもらえるとは正直考えていなかった。いやはや、うれしい。思わず涙がこぼれ落ちそうになり、担当のYさんに深く深く感謝すると「こんな良いものを使わないんじゃもったいないですよ」と身に余る有り難い言葉まで頂いてしまった。ああ。
外に出て、とおるにメールを送る。
「まるまるしかじか。営業は楽しい!!」
しばらくしてとおるからメールが入る。
「オレっちも本当は営業したいのよ。こういう寒くてツライ日は逆に燃えて廻るんだよな。で、夕方スタバに入って、アツアツのコーヒーを飲みながら日報を書くの。ああ、幸せ」