WEB本の雑誌

1月29日(水)

 本の雑誌社七不思議のひとつ。

「単行本編集の金子は食事をしない」

 僕、金子と6年間つき合っているのだが、その間一度も食事している姿を見たことがない。ふと気になって金子不在のときにその話をしたら、すでに10年以上のつき合いになる発行人の浜本が「あっ!」と声をあげた。

「オレも見たことないぞ。昔から編集部は8時を過ぎると出前をとっていたけど、アイツが何か頼んだこともないし、何か持ってきているわけでもない。10年以上一緒の部屋で働いてるけど確かにめしを食っている姿を見たことがない…」

 そもそも編集部は不規則な出社で、朝昼晩なんて感覚はないだろうが、それにしても12時頃には出社し、金子が家路につくのはおおむね11時過ぎ。ざっと11時間以上で、それだけあれば誰だって腹が減るだろう。

 金子が口にしていたのを見たことがあるのは以下の品々。
 飴。
 ヨーグルト。
 あんパン。
 ゼリー飲料。

 これくらいしか思い当たらない。とても成人男子が生きていける食生活とは思えない。しかし本当に何も食べていないのだ。

 いやはや、どうして金子は生きていけるのか? もしかしてエネルギーの摂取方法が違うんじゃないか。謎は深まるばかりである。