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5月17日(土) 炎のサッカー日誌 2003.06

 朝にめっぽう弱い人間で、毎度毎度、観戦仲間に迷惑をかけてしまっている。

 浦和レッズの自由席の並びには、近隣住民に対して迷惑をかけないよう自主的なルールがあって、詳しいことは省くけれど、ようは徹夜並びを禁止するためくじ引き制を導入しているのである。そのくじ引きが毎回試合当日の朝6時に行われていて、本来であればスタジアムに一番近い僕がそのくじを引くべきなのだ。

 ところが毎度5時に目覚ましをかけているのに、無意識にそれを消してしまって、気づくといつもの起床時間7時なんてことになっている。情けないというか、申し訳ないというか、いやはや。この日も同様な状況で遅刻し、慌ててスタジアムに駆けつけたのが8時過ぎ。既に観戦仲間のKさんとOさんは缶ビールを2本づつ空けていて、デキ上がった状態であった。

 この日の試合は、ガンバ大阪戦。
 品の無さが自慢のガンバ・サポーターは「うんこれっず」という旗まで作り、悲しくなるくらい幼稚な歌を歌っているではないか。

 こんなチームに負けてなるものかと試合開始前から気合いを入れていたが、選手はそんなことにはおかまいなしで、失点を重ね、前半終了時1対2。10年遅れのマンツーマン守備の限界としか思えないのだが、監督オフトは一切変える気がないらしい。

 そんなダメダメ試合よりも気になったのは、幼稚なガンバ・サポーターで、その中心人物らしき人間が、得点時の興奮でスタンドから落ちてしまったのにはビックリ仰天。そこは2、3メートル以上高さがある場所で、彼はその後ヨタヨタと歩き、再度スタンドに戻ったのだが、その後は一番後ろで大人しく観戦していたようなのだが大丈夫なんでしょうか?

 さて、浦和レッズの最大の特徴は45分間だけ良いサッカーをするということで、前半がこのダメさなら、後半に期待と、声を張り上げて応援していると、あれよあれよとエメルソンが同点弾を放ち、その後は全国チビッコの夢・田中達也が逆転弾を決めてしまう。

 スタンド全体は狂喜乱舞となり、大声で歌い出すが、その興奮はたった3分で沈黙に変わる。デカさが自慢のガンバ大阪マグロンにドカーン・ドカーンと同点、逆転ゴールを決められてしまった。

 悲鳴と怒号のスタンドと同じくらい混乱したピッチのなかで、完全なノーガードの打ち合いとなったこの試合。このまま3対4で負けるのかと覚悟したとき、クリーンボーイ・坪井がJ初ゴールを決め、どうにか引き分けに持ち込んだ。

「4点取っても勝てないのはなんでだろう?」と歌いながら、自転車を漕ぎ家路に就く。