6月13日(金)
とある書店さんを訪問したら、店長さんが大手出版社の名前を挙げて、怒り心頭でこんな話をし出す。
「売れる本を作ってくれるのはありがたいけど、全然商品が来ないんじゃ仕方ないよね。パラパラ10冊とか5冊入ってくるだけで、そんなんじゃ全然足りないのは営業マンも来ているからわかっているはずなんだよ。もうさ、ここまでヒドイと対抗措置を取りたくなくなるよ。文庫を返すとか新書の棚を外すとか、その出版社の本は売る気がしなくなるね、それしかこっちには出来ることないし」
いつもは大手出版社はいろんな企画が立てられ、広告も出せて楽しいだろうな、なんてある種羨望の眼差しで見つめいる僕なのだが、こういう話を聞くと、どっちもどっちなんだなと考え直してしまう。
きっとその大手出版社の営業マンも、その書店さんにドーンと納品したいだろう。人間誰だって文句を言われるより、役に立って感謝されたいのだから。でもでも、会社として思い通りにならなくて、こんな結果になっているんだろうな。
いやはや、可哀相だなぁ…と思いつつ、その空いた棚にうちの本を入れてくださいよ、なんてとんでもない事を口走ってしまったが、「杉江くんのところは文庫も新書もないでしょ」の一言。やっぱり大手が良いか…。