6月15日(日) 涙のサッカー日誌
日本にはサッカーの文化がないという人もいるし、まだまだ根付いていないという人もいる。あるいは100年以上続いているヨーロッパのリーグと比較し、一生追いつけないだろう話す人もいる。そのどれもが正しいのかもしれないが、しかし、Jリーグが出来て10年もの月日が経っていることを忘れてはならないと思う。その10年を決して軽く扱ってはいけないだろうと。
この日埼玉スタジアムで、5万人を超える観客を集めたミスターレッズ・福田正博の引退試合は、まさにその10年の重みを凝縮したものであった。
去っていく福田への声援はもちろんスゴイ。ありがとう、いつか共に闘おう。しかし、それに負けないくらいレッズ歴代選抜という、いわばこの10年の間に在籍したオールスターチームへ声援が飛ぶ。ギド、ウーベ、ペトロといった活躍した外国人選手はもちろん、ほとんどトップで試合に出ることもなかった選手にまで声がかかる。
それらの選手が年を経て、例え動きがスローダウンしてしまっていたとしても、選手はそれぞれ自分の魅せ場を知っているから、得意のプレーをする、観客は大声援と拍手で賞賛を与え、その頃を思い出す。ノスタルジックと言ってしまえばそれまでだが、ノスタルジーを5万人が共有できるほどJリーグは継続しているのである。
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本日は福田への感謝の言葉を書くつもりはない。
それはスタジアムで散々声を枯らして伝えたからだ。
そうじゃなくて、僕は僕自身に感謝したい。
家族や友達から今まで何度も「いい加減にすれば」と言われながら、それでもずっとレッズサポを続けてきたことに。
この日のスタジアムの光景はその苦労をすべて吹き飛ばすほどの「幸福」そのものだった。
WE ARE REDS