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7月1日(火)

 タバコの値段(税金)が上がるのきっかけに、禁煙することにした。
 そう話すと社内のみんなが「無理だ」と笑う。家族も同じ対応だ。
 しかし僕の意志は固い。

 今まで一日1箱、月に約30箱をタバコを消費していた。これを昨夜何気なく計算してみたら月7500円、年で9万円も口から煙にして吐き出していたのだ。これに今まで吸ってきた年数20年をかけると、およよよ180万円にもなるではないか。車一台分の煙か…。

 健康にはそれほど興味がないが、いわゆる1000円亭主の身として、あまりに無駄遣いなのは間違いないし、このお金がもしそのまま手元に残るなら、レッズの地方遠征3回分くらいになるだろう。しかもその無駄遣いの半分くらいが税金だという。こういうカラクリを真剣に考えれば、きっと辞められるはずだと、一日中タバコのことを考える。

 いやー、吸いたい。
 朝起きて一服。
 コーヒーを飲んで一服。
 食後の一服。
 営業後の一服。
 会議の一服。
 サカつくの一服

 辞めてみてわかるのは、月7500円分以上、タバコが僕を幸福にしてくれていたってことだ。おまけにニコチンの中毒症状のせいか、頭はぼんやりしているし、仕事もまったく集中できない。

 ならば、吸うか?
 いや、俺は辞めたんだ。
 一日中、数千回、それをくり返していた。