8月26日(火)
夕方。笹塚駅前で『本の雑誌』9月号を持ち、とある書店員さんを待っていた。
『本の雑誌血風録』や『本の雑誌風雲録』を読み、うちの会社に興味を持ってくれたようなのだ。こういうのは非常にうれしい。
ちなみになぜ僕が『本の雑誌』を持って立っていたのかというと、実はこの書店員さんとは昨年の出張時に一度お会いしただけで、あれから1年近い日々が過ぎ、自分の記憶に自信がなかったからだ。営業の基本は一度会った人の顔と名前を覚えることなのに、なんとも情けない。
しかしひとつだけ言い訳をさせて欲しいのは、日頃、制服姿しか見ていない書店員さんは私服姿だと全然印象が違うのだ。
約束の時間キッカリ現れ、ちょっと自慢をするなら、一度会ったときの記憶がしっかりよみがえり、こちらから声をかけることが出来た。
『笹塚日記』が好きだというので、クイーンズ伊勢丹や紀伊國屋書店さんを案内しつつ、10号通りを歩き、本の雑誌社へ。タイミングの良いことに今日は椎名も目黒もいて、書店員さんもたいそう喜んでくれた。
その後は場所を池林房へうつし、トコトンお店や本について話を伺う。それが酔いもぶっ飛ぶ面白話のてんこ盛りで、あっという間の3時間半。
ああ、やっぱり出張に行きたい。