WEB本の雑誌

10月6日(月)

 ただいま銀座はスクラップ&ビルドというか、書店さんの閉店・出店が続き、書店地図がかなり変化している地域。またお隣の東京駅に目を移すとこちらも地下街にY書店さんがオープンしており、今後は丸の内側にはM書店さんの大型出店などもあり、いやはや中央区は営業マンにとって目が話せない地域だ。

 その銀座を営業。

 激戦区だからというわけではないが、こちら銀座は実力のある書店員さんが揃っていて話をするだけでも非常に楽しい。本日は、Y書店のO店長さんから「売れる雑誌と売れない雑誌の違い」についてレクチャーしていただいたのだが、O店長さんの話すとおりに目の前で女性が買っていくのを見るなんていう現場に立ち会い、興奮してしまう。

 それ以外でも本読みのA書店Oさんからは新しい作家について教わり、K書店のYさんからは銀座の人の流れの変化を伺った。どれもこれも非常に興味深い話で、思わずお金を払いたくなってしまう。

 しかし本来僕が聞くより編集者が聞いた方がよい話で、たとえ今日みたいに書店さんでためになる話を聞き、それを会社に戻って編集部に話しても、うまく伝わらないのだ。思わず『踊る大捜査線』の青島刑事みたいに「事件は書店で起きているんです!」と叫びたくなってしまうが、そんなことを言っても発行人改めトーマス浜本に「万引きでも見つけたのか?」と言われるのがオチだろう。