12月17日(水)
会う人、会う人、この時期は忘年会で大変でしょう?と言われるのだがそんなことはない。
たぶんそう思われる理由は、こんなところで虚名を売っているからだろうけど、みんな「一度会いたいと思っていた」というだけで、ほとんど2度目の誘いはなく、だから大して忘年会に呼ばれることもない。
ただただ『書店風雲録』と『本の雑誌』1月特大号と『おすすめ文庫王国』の直納に追われるている。「売れるは うれしいけれど 忙しい」
それにしてもこの日記の連載は、更新しようが、しまいが、何ら反応もなく、ただただカウンターに数字だけが刻まれるという、現象が続いている。いったい誰が読んで、どう思っているのかなんてことはまったく見当が付かない。それに誰かに役立つ情報を書いているわけでもなく、ならばなぜ続けているのかと悩みたくなる。が、悩むと一切書けなくなるので、ぐっと堪え時間がゆるす限り原稿を書こうと考えている。ネットというのは本当に不思議な媒体だ。
ハァハァ、息をつきつつ、昨日も今日も助っ人「頭」及川君と直納に走る。
こんなときくらいしか恩返しができないし、普通に流通させていたら年内納品ギリギリになってしまう。また毎日毎日とにかく大量の新刊が吐き出されている年末、店頭で売り切れればあっという間に、忘れられてしまう。だからとにかく直に持っていき、存在感を高めたい。それと直納すると書店員さんが素直に喜んでくれるので、その笑顔を見たくてやっている部分もある。
夕暮れ時、飲み屋の前にサラリーマンが集まっていた。その脇を走り抜け、本を運んでいると、何だか充実した気分で胸がいっぱいになった。思わず及川君のケツを蹴飛ばし、「何だか楽しいよな」と声をかけると、両手の荷物でバランスを崩しながら「楽しいっす」と答えた。
こいつは凄く良い奴なんだけど、言葉数が少ない。何だか物足りなくて、直納終了後「たまには飲みに行くか」と誘ったら「ハイ、ごちそうさまです」と答えた。うーん…。