本の雑誌2014年2月まぐろ丼早足号　No.368 - 今月の本の雑誌

取次搬入：2014年1月8日
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　古本屋といえば、狭くて暗くておやじが恐い、と思っている人もいるかもしれないが、どっこい、最近は明るくて棚が低くて栞子さんのような女性が帳場にいたりする店も少なくない。では、現代の古本屋を愉しむにはどうすればいいのか！　というわけで、本の雑誌２月号の特集は「古本屋さんで遊ぼう！」。古本屋を目指すおじさん三人組が深川「しまぶっく」の渡辺店長に弟子入りする開業講座から、若手古書店主ふたりの実録体験記、西荻窪の古本屋さんと石神井の古本屋さんのぶっちゃけ対談、さらに都築響一のウェブ古書店主事情に、古本せんべろトリオの神戸ツアー顛末記、古本ハンター北原尚彦の素敵な古書目録生活に、古書現世の向井透史が読者の疑問にずばずば答える古本屋さんに質問！まで、最新古本屋情報が満載。古本屋になりたい人も古本を買いたい人も必読の26ページだあ！

　新刊めったくたガイドは矢口誠が手に汗握る『テロリストの回廊』をイチ押しすれば、佐久間文子はウエルベックの衝撃作『地図と領土』にえーっ?!と仰天。大森望がイーガン『白熱光』でＳＦ的感動を堪能すれば、関口苑生は歴史の闇を抉りだす慟哭と怨恨の書に快哉。間室道子が攻めたスキヤキを求めてひた走る男女３人に「スキヤキをしろ！」と叫べば、ハマザキカクは未来がいっぱいモダンメカニクス大図鑑にビビビッ。そして北上次郎は競馬小説愛好家よ、古内一絵に注目せよ！と同行の士に超おすすめ。さあ、オルフェーブルのラストランを思い出しつつ、がんがん読んでくれぃ！

　今月は「本屋大賞で買った本」で百田尚樹が登場！　副賞の10万円分の図書カードで大人買いしたマンガ96冊を一挙公開するぞ。さらに柴口育子が森瑤子の10冊で時代を先取りした普遍性を再評価すれば、吉野朔実は世界も女も俺のもの、と豪語（？）、内澤旬子が中田英寿目指して高野秀行の着せ替え中なら、単行本刊行間近の池澤春菜は一読み惚れのあなたに再会！と女性陣も絶好調。さらばあまちゃん、新島八重、ゆく年くる年、いざゆかん！　「本の雑誌」２月号は、今年もよろしくの、あけましておめでとう号なのだ！

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2014年2月まぐろ丼早足号　No.368

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