
作家の読書道 番外編:杉江由次さん
こよなく本を愛し、書店を愛し、そして浦和レッズを愛する本の雑誌社営業マン、杉江由次氏。ほぼ毎日更新している本サイトの「炎の営業日誌」も、はや8 年。書店めぐりだけではなく、本はもちろんなぜかサッカーについても熱く語るこの営業日誌が、このたび1冊の本になりました。それを記念して「作家の読書道」番外編、杉江由次の登場です。実に意外な読書歴、というよりも人生の変遷が明らかに!
その9 「ゲラを読んで自分もガクゼン!」 (9/9)
- 『「本の雑誌」炎の営業日誌』
- 杉江由次 (著)
- 無明舎出版
- 1,680円(税込)
- >> Amazon.co.jp
- >> 本やタウン
――営業の話はもちろん、読書やサッカーの話もたっぷり「炎の営業日誌」。ほぼ毎日更新されていますが、一体いつ書いているんですか。
杉江 : 残業しながらポチョポチョと。書くのは早いんです。
――もともと、書きはじめたきっかけというのは。
杉江 : 社命で。ホームページを作るけどコンテンツが足りないからお前書け、と言われて。タイトルも決められていました。
――それがもう8年前なわけですねえ。
杉江 : 書店員さんに「普通、会社のホームページで、あんなによその出版社の本を紹介したりサッカーの話ばかり書いたりしませんよ」と言われていたんですよね。今回ゲラを読み返して本当にその通りなんで「コイツすげーバカだ!!」と思いました。信じられないですよね。会社に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
――でもそれでアクセス数を稼いでいるんですから。
杉江 : 継続は力なり、です。システム会社から送られてくるデータを見ると、最初は月に1000くらいのアクセスだったのが、今は万単位です。
――そしていよいよ単行本にも。これは抜粋ですか。
杉江 : そうです。04年から08年に書いたものからセレクトしました。だから半分以下になるのかな。毎日書いている中から選んだものとなります。
――では最後に、今後のご予定を教えてください。
杉江 : 今日は東横線を営業します(笑)!!
(了)