いらっしゃいませ、こんにちは。

まいど、礒部です。

この前、友人からSOSのLINEが届きました。
コロナで保育園に行けない子供と毎日一緒に居られて嬉しいはずなのに、もうなんだかストレス溜まってイライラしちゃうの！と。
子供のいない私だけれど、気持ちはわからんでもない。

児童書コーナーで大暴れしたり、ひときわ元気よく泣いている子供を見ると、かあちゃん大変だなぁと思います。

なにかおすすめできる本、あるかなぁといつものように本棚を眺め、見つけました。

『クネクネさんのいちにち　きょうはマラカスのひ』樋勝朋己（福音館書店）。

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クネクネさんは、マラカスがだいすき！
きょうは、おともだちのパーマさんとフワフワさんと一緒に、楽しみにしていた発表会のひ。
このひのために、マラカスと踊りをたくさん練習したクネクネさん。
ようやくまわってきた、発表のとき。
チャッウーチャチャウーチャッ...！ 
たいへん！あしがくにゃっとからまって...！？
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あんなに頑張ったクネクネさんが、発表の途中で失敗を......。
悲しみに打ちひしがれた姿が、かわいいのと可哀想なのとで、たまらなく愛しいのですが、そんなクネクネさんに寄り添うおともだち２人も、愛しい。
クネクネさんが張り切って用意したお昼ご飯のおかげでまんぷくになり、ついつい居眠りをしていた２人。
おいおい、きみら寝てたやんか。というツッコミとともに、手を握って励ますパーマさんと、ごめんねって言いながら涙をポロリとこぼしているフワフワさんが、愛らしいのです。

そのあと、なぐさめられたクネクネさんがもう一度チャレンジする姿には、ちょっぴり勇気を分けてもらえます。

クネクネさんの発表会が成功するかどうかは、読んでからのお楽しみ。

それからね、この絵本にはもうひとつ、おすすめの楽しみかたがあるんですよ。

チャッウーチャチャウーチャッ！ 
クネクネさんや、おともだち2人のリズムにのって、子供たちと一緒に踊ってみてください。
チャッウーチャチャウーチャッ！ 
このくせになるリズム。
みんなそれぞれのリズムで。
チャッウーチャチャウーチャッ！ 
一緒に踊ると、不思議と笑顔になって、楽しいです。

私は樋勝さんの絵本がだいすき！なのですが、どの絵本を読んでも和んじゃうんですよね。
イライラする自分と闘う友人に、ふと微笑んでもらえたらいいな。
そして、子供と一緒に。
チャッウーチャチャウーチャッ！ 
リズムにのって、気の赴くままに踊ってみてほしいです。
家族みんなで、踊ってみたらええんちゃうかな。
こうなったら、お隣さんも、わたしも、あなたも、みんな一緒に。
チャッウーチャチャウーチャッ！ 
みんなが笑顔になるとええなぁ。

そばにいてあげられない今だからこそ、送り届けたい１冊です。
さぁさぁ、どうぞ。
チャッウーチャチャウーチャッ！