『夜凪さんのよなよな餃子』勘米良優助

●今回の書評担当者●丸善お茶の水店 勝間準

  • 夜凪さんのよなよな餃子 1 (芳文社コミックス)
  • 『夜凪さんのよなよな餃子 1 (芳文社コミックス)』
    勘米良優助
    芳文社
    887円(税込)
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 餃子は完全食になりうるのか? 突然こんな質問をしてすみません。
 僕の答えは「餃子は完全食」、そして某国民的食漫画の主人公もおなじことを作中で言っており、まさにその通りだと思う。
 いきなり餃子について語りだした僕ですが、もちろん餃子が大好きです。中華屋にいくと必ず餃子を頼んでしまうというより頼まないと落ち着かない、正直にいうと餃子は別腹です。
 そんな餃子で始まった今回、紹介するのはこちら勘米良優助さんの『夜凪さんのよなよな餃子』。なんとこちらの本の監修はあの餃子界の王、パラダイス山元さん!!
 この方が監修している餃子本は間違いない、なのでこのコミックを売場で見かけた時は仕事中なのについつい手に取り作業台にこっそりと取りおいてしまった。

 内容は夜凪さんという女性が一人で切り盛りしている餃子専門店、そこで提供される餃子は美味しくて特別な餃子、どんなに落ち込んでいても食べたらちょっとだけ頑張れそうになれる。
 作中ではたくさんの餃子が登場し、いくつかは自分でも作ってみたくなった。
 我が家の餃子といえば、僕が作る。餃子の中身は豚ミンチ、キャベツ、ニラ、ニンニクとシンプルで隠し味にナンプラーをいれる。そうしてできる餃子は焼いても茹でてもすごく美味しい。
 さてさて話が脱線してきたので本筋、餃子漫画の世界にもどりましょう。この漫画に登場する餃子で個人的に注目して欲しい餃子はデザート餃子。
 中身はなんと菓子パンで、餃子は焼くのではなく揚げる。これは甘いもの好きの僕にはたまらない一品。
 皆さんもこの漫画を読んでいつもと違った餃子を作って食べて楽しんでみてはいかがでしょう?

 以上をもちまして餃子話はおしまいなのですが、今回の餃子コミックと合わせて紹介したかったコミックエッセイがあったのであと少しだけ。
 残念ながら紙ベースでは現在手に入れるのは難しいのですがご容赦を。
 その本とは、同じくパラダイス山元さんが関わっている本でイラストレーターのハトコさんのコミックエッセイ『うますぎ!東京ギョーザ』。東京で美味しい餃子を出すお店が素敵なイラストで紹介されています。都内で美味しい餃子を食べようとしたらこの本は必須である。
「よなよな餃子」に「うますぎ餃子」、読んだらすぐに餃子を食べましょう。
 お供にビールよし、白米でもよし、餃子は最高!!それではまた来月。

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丸善お茶の水店 勝間準
丸善お茶の水店 勝間準
1981年大阪市内の中華料理屋の息子として生まれる。新卒時に入社したスーパーを辞めた後なんとなく働き始めた書店で本を読む楽しさ、売る楽しさを知る。コミックエッセイ、食マンガ、食小説、食エッセイ大好き書店員。生まれて初めて買った本は『ミスター味っ子』。この機会に美味しい本を紹介したいです。それではいただきます!!