〈血の伯爵夫人〉伝説をめぐるモダンホラー〜ジョン・ブラックバーン『痛苦の聖母』
2026年6月 9日 11:00

【今週はこれを読め! SF編】

〈血の伯爵夫人〉伝説をめぐるモダンホラー〜ジョン・ブラックバーン『痛苦の聖母』 - 牧眞司
 ジョン・ブラックバーンは、当欄のようなジャンル小説の書評枠では少々扱いにくい小説家だ。基本的には手練れのスリラー作家だが、作品によっては現実離れした(空想科学...
「噂」という炎に巻き込まれた人々〜辻村深月『ファイア・ドーム』
2026年6月 8日 10:29

【今週はこれを読め! エンタメ編】

「噂」という炎に巻き込まれた人々〜辻村深月『ファイア・ドーム』 - 高頭佐和子
 読み終えてから何年か経ってその本を手にした時、当時自分がどんな環境にいたのかと...
芦沢央の手の内を覗けるような作品集『あなたが正しくいられたとき』
2026年6月 3日 09:40

【今週はこれを読め! ミステリー編】

芦沢央の手の内を覗けるような作品集『あなたが正しくいられたとき』 - 杉江松恋
 作家の手の内をあれこれ想像するのは楽しい。  芦沢央『あなたが正しくいられたとき』(文藝春秋)はノンシリーズの作品集なのだが、にもかかわら...
受賞作を集めた日本オリジナル短篇集〜ナオミ・クリッツァー『陽の光が消えた町で』
2026年6月 2日 11:00

【今週はこれを読め! SF編】

受賞作を集めた日本オリジナル短篇集〜ナオミ・クリッツァー『陽の光が消えた町で』 - 牧眞司
 ナオミ・クリッツァーは1999年から短篇を発表しはじめたというから、キャリアとしてベテランと言ってよかろう。2015年の「報酬は猫の写真で」(本書にも収録)が...
心がざわつく短編集〜凪良ゆう『多類婚姻譚』
2026年6月 1日 10:21

【今週はこれを読め! エンタメ編】

心がざわつく短編集〜凪良ゆう『多類婚姻譚』 - 高頭佐和子
 結婚をテーマにした連作短編集。  今の私にとっては、「そういうのはもういいかな...
さまざまに気持ちが開いていくアンソロジー『最後の晩餐』
2026年5月27日 12:06

【今週はこれを読め! エンタメ編】

さまざまに気持ちが開いていくアンソロジー『最後の晩餐』 - 高頭佐和子
 アンソロジーのよさは、それまで読んでこなかった作家に出会えることにあると思って...
地獄絵の世界、終わりなき航海〜韓松『悪夢航路』
2026年5月26日 11:30

【今週はこれを読め! SF編】

地獄絵の世界、終わりなき航海〜韓松『悪夢航路』 - 牧眞司
 超弩級の不条理ディストピアSF《医院》三部作の、本書は二冊目にあたる。第一部『無限病院』とはテーマや雰囲気において連続性はあるが、ストーリーそのものは独立して...