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9月20日(木)

 助っ人学生を相手にプロ野球談義をしていた。僕は今まで書かずにいたが、熱狂的ヤクルトファンで、レッズの駒場だけでなく、神宮球場でときたま東京音頭を踊っているバカ野郎である。だから今のところ幸せなのだ。

 話し相手の助っ人武田さんは和歌山出身で、熱烈な阪神ファンである。「優勝なんてどうでもいいんです、今年は赤星が新人王と盗塁王を取るかに注目です」と今どきの女子大生とは思えない鋭い野球ファンである。

 セ・リーグの話を終えてパ・リーグへ。すると突然武田さんが
「近鉄の優勝です!」とキッパリ。
「あっ、やっぱり関西人だから近鉄なんだ?」と質問すると、
「違うんです、近鉄には興味がないんですけど、母が近鉄百貨店のバーゲンを期待していて、そこで布団を買うって楽しみにしているんです。だから近鉄が優勝しないと困るんです」

 なるほどね、と関心していたら、今まで黙って聞いていた高橋さんが
「じゃあ、わたしはダイエーが優勝しないと困る」と飛び込んでくる。
「なんでよ?」
「だって、お母さんがダイエーのバーゲンでブラジャーを買うって張り切っているんです。」

 野球談義がいつの間にかバーゲン談義になっていた。武田さんと高橋さんはいつまでも布団とブラジャーで言い争っている。こういうのも親想いの娘というのだろうか?