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7月21日(土)

『炎のサッカー日誌』

 こんなバカなことがあるのか?と思わずたまげる。
 浦和レッズ1stステージ最終戦、すなわち小野伸二が浦和レッズで闘う最後の試合は広島で行なわれていた。
 僕の廻りには大勢のレッズサポがいる。そう僕は出張を作って広島に行っていた…といいたいところだけれど、ここは広島ではない。なんと浦和・駒場スタジアムの観客席を開放し、オーロラビジョンで生中継してくれているのだ。
 なんて粋な計らいなんだ!

 しかし驚くのはまだ早い。そのオーロラビジョン観戦に集まったレッズバカはなんと3000人を越えているのだ。みんなオーロラビジョンに向って吠えている。スピーカから聞こえてくる彼の地(広島)のコールに合わせて、遠く離れた駒場でも同じコールを熱唱する。あまりのバカさ加減に呆れてしまいそうになるが、実は僕、こんなバカなことが大好きなのだ。
広島に向って「うらーわ、レッズ!」と声を張り上げる。

 試合は3対1で勝利。伸二を幸せに送り出すことに成功。
 とりあえず、我が浦和レッズは、7勝7敗1分けの五分の成績を残す。まあ、最低限の目標は達成か。

 問題山積みの2ndステージは8月に始る。