WEB本の雑誌

10月1日(月)

 池袋のA書店を訪問すると前文芸担当のKさんが退職するという。また淋しい話だ。

 Kさんが入社してきたのは約3年前。いきなり大型書店の文芸担当となり、初めは四苦八苦していた。しかし元々本が好きなのと飲み込みの早さでぐんぐんと立派な書店員となっていき、こちらとしても「これから」が楽しみだった矢先の退職で、思わず呆然となる。

 また、偶然ながらKさんと僕は同じ町に住んでおり、通勤の際に駅で顔を合わせることもあった。そんなときは、日頃の仕事の話を忘れ、地元話に花を咲かせていた。

 「本が好きなんで、多分またどこかでお会いできると思いますよ」その一言を信じて、しばしのお別れである。