WEB本の雑誌

12月19日(水)

 池袋のL書店を訪問すると、担当のAさんがとっておきの情報があるという。「それは何ですか?」と耳をそばだてると、おおスゴイ! 思わず声をあげてしまうほど驚きの情報で、僕はあまりに興奮してしまって、Aさんに「喜び過ぎですよ」と言われてしまった。

 さて、とっておきの情報とは、業界騒然の盛り上がりを見せた(って勝手に思っているだけですが…)あの書店員ボーイズラブ小説『キスよりもその口唇で』『一緒にいたねをたくさん』花川戸菖蒲著(二見シャレード文庫)の第3弾目が1月に発売になるらしいということ。

 これは確かにボーイズラブ小説ということで色物扱いされているけれど、なかで語られている書店業の実体はかなりリアルで真っ当だ。僕はそこが読みたくて買っている…。「いやマジですよ」と疑う目つきのAさんの誤解を解きつつ、しっかりメモ。

 それにしても、ボーイズラブ小説って誰が読むだろうか?と思わず首を捻ってしまう。男と男の恋なんてそんなに興味をそそるものなの?と疑問を感じつつも、書店店頭の棚を見れば一目瞭然。かなりの量が出版されているわけで、それは商売になるほど売れるということだろう。

 ああ、そういえば…。以前とあるデパート内の書店さんでこのことを質問したとき
「何を言ってるんですか杉江さん! 新刊発売日には母娘の親子で山のように抱えて買っていく姿が普通なんですよ!」

 うーん、世の中スゴイことになっているんだなあ…と僕はただただ感心するばかり。