WEB本の雑誌

1月23日(火)

 先日、府中のK書店に行ったら、文芸担当のAさんが新宿店に移動になったと聞いたので早速の訪問。このAさんは出版営業マンの間ではかなり有名な書店員さんで、企画の段階でAさんに相談している出版社も多い。もちろん僕も尊敬している書店員さんのひとりで、独特の棚造り、フェア展開、平積みはいつ見ても勉強になる。新宿店でどんな展開をしていくのか、非常に楽しみ。

 続いてK書店本店(別のチェーン)に行き、Mさんと会い、お話。SF担当のMさんによると『ハイペリオン』ダン・シモンズ(早川書房)が文庫になって以来、その続編の単行本3点が売れているそうだ。やっぱり次が文庫になるまで我慢できないよなあ…。実は僕も文庫になった『ハイペリオン』を購入しているけれど、それが怖くて読み始めていないのだ。噂によると年内中にあと2点文庫になると言うけれど…。読む我慢と読まない我慢の戦い。

 その後は、総武線に乗り込み、千葉へ移動。

 千葉のK書店を訪問し、S書店に向かう道すがら、前の会社で同僚男性社員から大人気だったTさんとすれ違う。あわてて「Tさ~ん」と声をかけるが、振り返ってもらえず、やっぱり違うのかと一瞬あきらめる。が、どう見ても後ろ姿、歩き方がTさんだったので、再び勇気を出して、声をかける。やっとこちらに顔を向けてくれ、口に手をあてビックリ。

 当欄が田中康夫の『PG日記』だったら、偶然を必然に結びつけ、ここからただならぬランデブーが始まるけれど、僕に魅力がないのか、それとも『PG日記』がフィクションを織りまぜた日記なのかわからないけれど(間違いなく前者だと思う)、そのまま数分の立ち話で終わってしまった。現実なんてこんなもんだ。

 千葉から津田沼と移動し、最後は某駅。
 『本の雑誌』誌上はもちろん、今では20万アクセスを記録した有名ホームページ『銀河通信』(http//www2s.biglobe.ne.jp/`yasumama/)の製作者安田ママに会う。安田ママは、別に飲み屋のママさんではなく、現役書店員で、日々の仕事も多忙を極めるなか、子供の面倒をみ、なおかつ、本の話をしたい、もっと本を楽しんで欲しいと個人的に『銀河通信』を作っている、すごい人。それだけで尊敬してしまうのに、安田ママの棚は管理が行き届いていて、いつ行っても楽しめる。ファンにはたまらないフェアなんか組んでいて目が離せない書店さんなのだ。

 今日もそんな安田ママに会えるのを楽しみにしていたので、思わず仕事の邪魔をして長話。いろんなアイデアが飛び出して面白いことこの上ない。安田ママ提案の「大きな活字の時代小説」は僕も売れると思う。どこか出版社の方、この企画やりませんか?あっ、僕も出版社員だった……。

(とここまで書いて、銀河通信をのぞいたら、安田ママの日記にも同じことを書かれていた。うーん、安田ママの日記は逐次更新なので、かなわない。僕も見習わないと…。)