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2月26日(月)

『炎のtoto日誌 その0』
 顔なじみの営業マン、ダイヤモンド社のKさんが「こんな本を出すんですけどどうですか?」と送ってきてくれたのが、『toto必勝指南』市丸博司編著。「toto」と言ってももちろん便器メーカーのTOTOではなく、間もなく始まるサッカーくじのこと。この本はそのガイドブックだ。

 早速、読み始めたら止まらない。興味はあるものの、いまいち仕組みがわかっていなかった僕にはちょうど良いのだ。「サッカーくじ」の買い方からそのノウハウ、どうも引き分けの予想が鍵を握るらしくその辺も細かく分析されていて、各チームの戦力分析(これが面白いことに選手層の問題以上に過去の対戦成績を重視している)から第13週までの予想まであり、かなりきめ細かく書かれている。これはもしかすると、僕のようなサッカーバカにはおいしい「くじ」(博打)なのではないかと思わず興奮。

 とにかく予想の仕方は2通りあって、その節に行われる全13試合の対戦結果を「勝ち」「負け」「引き分け」の中からひとつずつ選ぶのが「シングル」で、わかりづらい試合に対して、いろいろと予想していいのが「マルチ」と呼ばれるものらしい。

 配当金は、もちろん1本勝負の「シングル」の方が高く、最高配当限度額は、なんとなんと1億円!!おお、100円が1億円になるなんてすごいじゃないか!競馬で大騒ぎしている「万馬券」が突然せこく思え、これはもしかするともしかして「億蹴券」(勝手に作った造語)が僕の手に!!!

 僕の強みは、なんと言ってもレッズバカなこと。なぜそれが強みなのかというと、JリーグチームでJ1、J2両方で戦ったことがあるのは、レッズとコンサドーレとベルマーレだけなのだ。この3チームのサポーターは、J全チーム(横浜FCは除くけど)を目の前で見て、強さ(弱さ)を知っているのだ。これはさすがのアントラーズやジュビロのファンも知らないだろう…。ああ、こんなこと自慢したくないなあ。

 それに、もし、このサッカーくじが普及したら、僕のようなサッカーバカも少しは有り難がられるのではないか。常日頃、過剰なまでにサッカーの話をしていて、誰もまともに聞いてくれない淋しさを味わっているけれど、もしやもしや、予想を聞きにやってくる人が現れるかもしれない。そんなときが来たら、僕も目黒さんが行う社内馬券予想のように、当たりもしない蘊蓄をたれられるではないか!あれは絶対当てる喜びよりも、語れる喜びがでかいのだ。おお、早くそんな時代が来ないかなあ。

 まあ、そういうわけで、今年はサッカー観戦日誌にプラスして、toto日誌も掲載しようと思っている。
 
 もし、1億円当たったら。
 うーん…。
 会社を辞めて、世界のサッカー観戦三昧か?たまんないなあ。