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3月22日(木)

 営業を終え、夜は飲み会。
 深夜プラス1の浅沼さんを囲んで出版社の面々が集まる。とは言っても仕事のことではなくて、だただた気の会う業界人で気軽に酒を飲むだけ。非常に楽しいひととき。

 S社のTさんとは営業ルートが結構重なり、その話のなかで
「杉江さんのネタで話をすると盛り上がるんですよ、食わず嫌いが多いとかサッカーバカだなんて・・・」

 くー、うれしいような悲しいような。そうか、そういうことで僕が話していないことを横浜の書店さんが知っていたのか・・・。おかしいと思っていたんだよなあ。なんで刺身が食えないとか、牛乳は飲んだ方がいいですよなんて言われるのか。そうかそういうことだったのか。まあ、今度は僕がTさんの話題をばらまこうと固く決意をする、が、Tさんは僕のように好き嫌いもないし、とてもしっかりした人なのだ。さすがにウソはまずいしなあ・・・。

 飲み会の話題はもっぱら宮部みゆきの新刊『模倣犯』(小学館)。昨日出たばかりなのに、どこまで読んだとか、仕事をサボるなとか、絶対先を言うななどなど。結局浅沼さんが一番進んでいて、口を押さえるのが大変だった。それにしても、これほどみんなが話題にできる本があることに喜びを感じる。宮部さんは唯一残った国民作家なんじゃないかなあ。