5月24日(木)
大阪に転勤になっているレッズ相棒のとおるから連絡が入り、「お前さあ、冷たいんじゃない、ホームページを見たら、大阪でフェアをやっているって書いてあるじゃない。オレ見に行ってあげるのに…」と言われ、急遽、本の雑誌関西エリア偵察員として出動してもらった。
場所は、当HPで紹介しているとおり旭屋書店なんばCITY店。このフェアは文芸担当者の方から電話を頂き、「本の雑誌のフェアをしたいんです」という提案から始ったもので、僕は出張に行けない身なので一度もお会いしたことがない。ほんとにありがたいかぎりのフェアなのだ。
30分ほどして相棒とおるから電話が入る。
「すごいよ、柱回りにドーンと並んでいて、本の雑誌フェアってポスターも貼ってあったよ。売れているのかどうかはオレにはわからないけど、目立つよ。」
「おお、ありがとう。」
「でさ、杉江、座薬入れたんでしょ。どんな感じだった?」
「えっ、あっそうそう、でも何でお前知っているの?」
「だって、貼り出してあったよ『本の雑誌通信』って奴が…。書店にしか配られないDMです!って」
「ゲッ!」
『本の雑誌通信』とは、書店さん向けに新刊チラシとともに毎月送っている営業販促誌。A4両面を使って、片面は新刊・既刊の告知をし、もう片面では書店さんの投稿や僕のコラムを載せている。とおり一遍の営業誌ではつまらないだろうと思って始めたものだった。
そして僕は、先月恥じを忍んで、そのコラムに40度の高熱で生まれて初めて座薬を入れるシーンを赤裸々に告白してしまったのである。それが店頭に貼り出されているという。
相棒とおるは
「オレ、恥ずかしくなっちゃって、あわててお店を出て来たよ。お前の座薬だよ。知ってるだけに目に浮かぶよ、で、どうだったの座薬?」
出張に行きたい。そして旭屋書店なんばCITY店で「座薬の杉江です」と名刺を差し出したい。ああ、面白い展開になりそうなんだけどなあ。