7月12日(木)
過去の書店史上最高に5円玉を消費した一日ではないだろうか。きっと多くの書店員さんが銀行へ両替に走ったことだろう。
それはなぜか?
なんと言っても本日は『ハリーポッター』第3巻の発売日なのだ。書店店頭には『ハリー』の山、山、山。朝イチから信じられない売行きを示していて、とあるお店では、店長さんと話している15分間で5冊が売れ、他のお店では、2時までに50冊以上の販売。500冊の初回分ではとても1週間もたないよと、何本もの電話をかけ交渉している担当者もいたし、噂に聞くところによると初日で4ケタ販売したお店もあるという…。
『ハリー』は本体価格1900円、そこに消費税を5%足すと1995円。ほとんどのお客さんが2000円で支払うこととなり、5円玉が大量消費されることとなった。
さて、さて、『ハリー』フィーバーはものすごく、前日の夕方から「何時発売なのか?」といった問い合わせが殺到したという。こんな売れ方をする「本」があるなんて、とても僕には信じられない。『ダディー』は瞬間だけだったし、『サンタフェ』は予約だけでほとんど店頭に並ぶことはなかった。超ベストセラーの『五体不満足』だって初速はまったくなく、しばらくしてから動き出したように記憶する。うーん、恐るべき『ハリー』。
そこで一言。
『ハリーポッター』を買いに行く皆様。店頭で『ハリー』を持ったら、そのままレジに直行するのではなく、是非、是非、書店さんの中をうろついてみてください。他にも「本」がたくさんあることを知って下さい!