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7月25日(水)

 横浜を営業中に突然どしゃぶりの大雨に襲われる。おまけにすさまじい雷もやってきた。外を眺めてみるがすぐそこのビルも見えないほどで、稲光の閃光が道路を白くする。夏の営業はこれだから折りたたみ傘が必需品。しかし、横浜は駅ビルから外に出ずに営業できるから関係ないか。

 M書店のYさんと仕事の話。お互い年齢が近いせいか、仕事で持つ悩みが似ていて思わず相談。30歳前後というのは、どうも会社における立場が中途半端でやりにくい。今まではただ教わっていれば良かったものが、徐々に教える立場へと変化していく。しかし「教える」というのは非常に難しい。ノウハウを伝えるのはもちろん、言葉遣いも気にしなければならないし、今まで教わっているときは気づかなかったけれど、これはこれで非常に疲れる仕事だ。

 Yさんも「棚を綺麗にしよう」と若手社員に話したところ「怖い」と反応されてショックだったと話す。思わず大きな声で頷いてしまったが、僕も実は会社で「怖い」と言われることが多く、そんな夜は寝つきが悪い。

 京浜東北線に揺られながら、前の会社の先輩たちを想った。悪態ばかりついて、まともに話を聞こうとしなかった自分が恥ずかしい。