WEB本の雑誌

7月31日(火)

 先週末から編集部は夏休み。歌う人(浜本)と踊る人(松村)がいないと妙に社内は静か。「毎日こうだと良いね」と事務の浜田に話すと、キッとにらまれる。彼女は僕がいない方が過ごしやすいらしい。

 単行本の金子は出社。この人、入社して7年間、一度も夏休みを取ったことがないという。毎年秋の新刊に向けこの時期が一番忙しいからだ。「仕方がないよ」とパソコン画面を見ながら金子はつぶやく。「仕方がない」で済んでしまうところがこの会社の恐ろしさか。

 実は僕も夏休みが決まっていない。どの週に取るか手帳を眺めながら悩んでいるけれど、うまいタイミングがなかなかみつからない。最近気づいたことのひとつ。サッカー以外やることのない男は別に休まなくても平気ということ。これがワーカーホリックなのか、単なるバカなのか難しいところ。

 先週、夏休み前の上機嫌な浜本を捕まえ、パソコン購入の話をした。浜本は僕のパソコンが壊れていないと主張するが、唐突に電源が落ちるパソコンを壊れていないというのはさすがに無理がある。こんな時だけ理論家になる僕は、3段論法で長時間に及ぶ説得を試みた。
「電源が落ちるパソコンは壊れている」「僕のパソコンは電源が落ちる」すなわち「僕のパソコンは壊れている」。
 その結果、ついに7月26日夜7時23分、浜本が首を縦に振った。僕はガッツポーズ。

 さて、その浜本が夏休み明けに気が変わっていたらさあ大変ということで、本日強引にネットショップでパソコンを発注。なんとなんとお金を振り込んだら明日来るというではないか。さあ、さあ、早く明日になれ。