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8月9日(木)

 ある書店を訪れ、担当者と話していたら
「男性の杉江さんに言うのは酷ですけど、やっぱり男性営業マンより女性営業マンの方が良いです」とハッキリ言われてしまった。ちなみにこの担当者は女性である。思わず何かセクハラ的な問題なのかと身構えてしまったけれどそうではなく、
「同姓でわりと同年代の人が多いから話やすいというのはあるのかもしれないけど、それを割り引いてもやっぱり女性の方が良いですよ。それは細かいところに気づいてくれて、あと几帳面に仕事をしてくれるから」とのことだった。

 うーん、思い起こせば、僕もよく事務の浜田にあきれられることが多い。「杉江さん、やりっぱなしで机の上に置いてあります!」「来月の予定をいつになった教えてくれるんでしょうか!もう来月は今月です!!」「目黒さんのことをだらしないと言いますけど、杉江さんもかなりだらしないですよ!」なんて小言をしょっちゅう言われているのだ。

 もちろん男性でも几帳面な人はいるし、女性でおおざっぱな人もいる。ただ基本的には『地図の読めない女 話を聞かない男』じゃないけれど、根本的な違いがあるのだろう。
 
 問題はそういった男女論ではなく、書店さんは几帳面でしっかり仕事をしてくれる営業マンを求めているということだ。

 男性であり、いさかかだらしがない僕は深く反省する。