10月10日(水)
9月の書店さんの売上が非常に悪いらしい。何軒かのお店で聞いたところ、前年どころじゃないという恐ろしい言葉。対前年70%(30%ダウン)なんて声も聞く。
本来、商売はニッパチ(2月、8月)が最低で、その反動で3月、9月が好調になるはずであり、また、それにプラスして、出版業界も多くの会社が決算を向かえ、駆け込みの新刊が山のように発行されている。そのなかには売れる本も多くあるはずで、また文芸書に限って言えば、年末のベストを睨んだ大物のミステリが出そろう月でもある。順調なはずの9月がドーンと落ち込むなんて…。
主な原因はふたつ。
ひとつは台風が直撃したこと。
どんなに駅から近い書店でも、あるいは濡れずに地下などで行けるお店にしても、雨の影響は出る。やっぱりみんな家路を急ぐし、雨の中重い本を持って帰るのは嫌らしい。とある書店員さんの言葉で「本屋をつぶすにゃ、刃物はいらぬ、雨さえ続けば…」なんてのがあるほどで、こればっかりはどうにもならない。
ふたつ目は、何といってもアメリカで起きた同時多発テロの影響だ。
やっぱりこんな大変なことが起きると、お客さん(読者)というものは、ついついテレビに向かってしまうようで、その分、本を読む時間は減っていく。まあ、確かに本など読んでいるどころではないだろうし、あの圧倒的な現実に太刀打ちできる本などそうそうないか…。
とにかく早く平和になって、お客さんが本屋に戻ってきてくれることを祈るばかり。