11月5日(月)
相変わらず今更ながらの司馬遼太郎にハマっている。『峠(上・下)』(新潮文庫)を興奮のまま読了したところに、浜本が近寄ってきて、「じゃあ、次は同時代の逆側、大村益次郎を描いた傑作『花神(上・中・下)』(新潮社)だぁ!」と叫ぶではないか。そう言われたら、読まないわけにはいかないので、早速帰りに書店に立ち寄り購入。
約1週間。『花神』を読了。もちろん面白い。が、しかし。なんとこの『花神』の解説に「これを読み終わったら、次は『世に棲む日々(全4巻)』(文春文庫)を読め! 両方併せて連作大河小説になっている」と書かれているではないか! これではいつまで経っても司馬遼太郎から抜け出せないし、そもそも僕は『燃えよ剣』や『竜馬がゆく』を読みたいのに、一向に辿り着きそうにない。
おまけにこの間、新刊が全然読めないし、幕末偉人に触発され、異様なやる気もみなぎってくる。困ったもんだ、と思いつつも、また帰りに『世に棲む日々』を購入した。