11月6日(火)
朝イチで私用があったため、それを終えて直行営業。銀河通信の安田ママのお店を訪問。「私だけ一日48時間あったら良いのに…」と多忙すぎる安田ママは夢を見るが、もしそうなっても安田ママは今と同じように寝る間を惜しんで何かをやっているような気がするが…。
その後、千葉に行き、S書店で椎名誠著『海浜棒玉始末記』(文藝春秋)のポップ代わりに使っていた△ベースの「浮き球」を回収。カバンにしまおうとしたが、妙にでかく入らない。見るに見かねて担当のUさんがS書店のビニール袋に仕舞ってくれたが、これを持って他のお店を営業して良いものか悩む。まあ、仕方ない。
津田沼へ移動し、P書店とM書店を営業。M書店には特設のカレンダー・手帳売場が出来ていて、このポスターに「年内随一の品揃え」とあったけれど、あまりの品揃えに、これってもしかして全国一なんじゃないかと思うほど。とにかくスゴイが、もう年末なのか…と気が焦る。
2件を終えて、移動しようかと思ったが、そう言えばと『白い犬とワルツを』(新潮文庫)のポップで一躍有名になったS書店を覗く。なぜか我が社の営業ルートに入っていなくて、今まで一度も訪問したことがなかった。
店内に入って、いきなりぶったまげる。なんとなんと入り口正面の平台にポップが乱立しているではないか! それは千手観音のような平台で、思わず興奮して数えたところ24本も立っている。片っ端からそのポップを読んでみるが、全部手書きで、それぞれポイントを絞って紹介されている。スゴイ! けれど悲しい。なんと僕が読んだ本が1冊もないのだ。その後、店内中をうろつき廻り、片っ端からポップを眺めたが、そのなかにもまったくない。
ああ…。僕はいったい今まで何を読んで来たんだろうと落ち込みつつ、次なるお店へ移動した。