WEB本の雑誌

12月10日(月)

『本の雑誌』1月特大号搬入日。しかし、いつもの搬入日と違って、今日は約10年ぶりに配本部隊を結成する。そう鈴木書店さんの倒産を受けて、500冊を越える『本の雑誌』を直接書店さんに届けなくてはならないのだ。

 いつもお世話になっている書店さんに営業マンとして出来ることといったら、こういうときに素早く確実に納品することくらいしかないだろう。他の取次店に切り替え、通常流通で流せないことはない。けれど、それでは時間が掛かりすぎる。こうなったら、やっぱり直納が一番手っ取り早く、間違いがない。とにかく面倒だろうが、大変だろうがやるしかないと先週金曜日に決意し、選抜助っ人5名とともに都内書店と会社を何度も往復することにした。

 それにしても重い。通常号なら両手に50冊ずつ、計100冊くらいはどうにか運べるけれど、特大号は増ページのためやたらに重い。おかげで、両腕に40冊づつ持ったら、途中笹塚10号通りでひっくり返りそうになってしまった。女の子に30冊も持たせたことを後悔するが時すでに遅し。おまけに無茶苦茶寒いはずなのにジワジワと汗が噴き出し、それをハンカチで拭いたいものの、両腕が塞がっていて垂れる一方。「本の雑誌」に垂れないよう首を左右に振る。これじゃ犬だ。

 会社と書店さんを往復しているうちにあっという間に夜6時。本日の最終直納、東京駅のY書店さんへ納品し、一息ついたときには、もう両手の握力がほとんどなくなっていた。とにかく疲れた一日。

 手伝ってくれた助っ人さんたち、どうもありがとう。君たちのおかげで、『本の雑誌』は、無事本屋さんに届きました。