琉球言語の絵本出版に向けてクラファン、出版元はひつじ書房

文=新文化編集部

国立国語研究所(東京・立川市)の研究者を中心に組織され、消滅が危惧される言語の継承・保存を目的とするプロジェクト「言語復興の港」がいま、琉球諸語で絵本をつくるためのクラウドファンディングを実施している。

さきごろ、制作資金として第1目標である240万円を調達。現在は340万円を第2目標として支援を募っている。第2目標で調達する資金は、絵本のハードカバー化、寄贈先を増やすことを中心に使うとしている。

今回制作する『ディラブディ』『カンナマル クールク』『ふしぬ いんのぬ はなし(星砂の話)』『ましゅ いっしゅーぬ くれー(塩一升の運)』の4点は、それぞれ与那国島(沖縄・与那国町)、多良間島(同・多良間町)、竹富島(同・竹富町)、沖永良部島(鹿児島・和泊町/知名町)の言葉で語られた、各島に伝わる昔話を描いたもの。

絵本の出版元は、ひつじ書房。7月1日、初版各1000部で発売する予定。

クラウドファンディングへの支援は、「READYFOR」上のプロジェクト「『いま何もしなければ』なくなってしまう琉球諸語の絵本を出版」から。1月31日午後11時まで。

>> 『いま何もしなければ』なくなってしまう琉球諸語の絵本を出版

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