新刊めったくたガイド
1978年6月発行の第9号からスタートした「本の雑誌」の看板コーナーが、WEB本の雑誌に登場!
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2024年7月号
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書評担当者:東えりか
バッタ博士の待ちに待った第二弾登場!
『絶海 英国船ウェイジャー号の地獄』(早川書房)を読み終わって「これは目黒さんが好きな本だよなあ」としばし感慨に耽ってしまった。 同じことを吉野仁さんも感じられたようで、詳しくは「北上次郎ならこれ推...記事を見る »
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書評担当者:松井ゆかり
池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』のチームプレーに喝采!
年始のテレビにおける看板番組のひとつである箱根駅伝。駅伝という競技そのものの魅力に加えて、組織の一員として動くことの難しさと醍醐味を描き出しているのが、池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋)だ。予...記事を見る »
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書評担当者:酒井貞道
サプライズに拘り抜いた歌野晶午の短篇集『それは令和のことでした、』
今月はどうしても触れざるを得ない作品が二冊ある。一つは歌野晶午『それは令和のことでした、』(祥伝社)だ。小説NONに連続掲載されたノンシリーズ短篇六本に書き下ろし短篇一本、ボーナストラック的な掌篇一...記事を見る »
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書評担当者:大森望
地球環境から野球まで短編SF祭りだ!
今月は、約1年ぶりの短編SF祭り。数が多いのでどんどん行こう。『地球へのSF』(ハヤカワ文庫JA)★★★½は、日本SF作家クラブ編のテーマ別書き下ろしアンソロジー第4弾。主に地球環境を題材にした22...記事を見る »
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書評担当者:石川美南
年間ベスト級作品目白押し!(絵本もあるよ)
えっ、何どうしたの、と聞かれて気づいたら、本から上げたばかりの自分の顔が思いきりニヤニヤしていた。ケヴィン・ブロックマイヤー『いろいろな幽霊』(市田泉訳/東京創元社)は、幽霊が出てくる二ページほどの...記事を見る »
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書評担当者:柿沼瑛子
人情味とほろ苦さが"いい塩梅"な『ミステリーしか読みません』に◎!
世の中には「いい塩梅」という言葉があるが、これにぴったりなのがイアン・ファーガソン&ウィル・ファーガソンの『ミステリーしか読みません』(吉嶺英美訳/ハーパーBOOKS)である。お色気聖女探偵、必殺兵...記事を見る »