新刊めったくたガイド
1978年6月発行の第9号からスタートした「本の雑誌」の看板コーナーが、WEB本の雑誌に登場!
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2024年1月号
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書評担当者:東えりか
マレーシア出身医師の一代記『逆転力、激らせろ』が面白い!
なんと一六年ぶりにこのコーナーを担当させてもらうことになった。北上さんのいない本の雑誌にまだ違和感があるけれど、全力で面白いノンフィクションを紹介していくつもりだ。よろしくお願いします。 現在、巷...記事を見る »
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書評担当者:松井ゆかり
どんどん自由になっていく井上荒野『照子と瑠衣』が素敵だ!
長く生きていれば、人間誰でも年老いる。概ねその事実は悲観的に受けとめられるが、井上荒野『照子と瑠衣』(祥伝社)を読めば、「そうとばかりもいえない」と認識を改めることになるのではないか。 長年夫の横...記事を見る »
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書評担当者:酒井貞道
二人の元半ぐれが対峙する月村了衛『半暮刻』を一押しだ!
一九三六年生まれの志水辰夫が現代を舞台にハードボイルドを久しぶりに書いたのは驚きだった。その『負けくらべ』(小学館)では、主人公である初老の介護士・三谷孝が、一族支配の巨大企業グループ東輝の内部抗争...記事を見る »
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書評担当者:大森望
竜のグリオールシリーズ最終巻『美しき血』に圧倒される!
全長1800メートルの巨竜グリオールは、古今東西のファンタジーに描かれた無数のドラゴンの中でも一番印象的なものの一つ。ルーシャス・シェパード『美しき血』(内田昌之訳/竹書房文庫)★★★★は、その〈グ...記事を見る »
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書評担当者:石川美南
『少女、女、ほか』が最高としか言いようがない
何の捻りもない感想で恐縮だが、バーナディン・エヴァリスト『少女、女、ほか』(渡辺佐智江訳/白水社)が、最高だった。まだ読み終わってもいないうちから、「すごくかっこいい小説があって、あなたのことを思い...記事を見る »
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書評担当者:柿沼瑛子
地道なヒロインの第二作にぶわっと涙!
「人生の酸いも甘いも噛み分けた、どーんと肝の据わったヒロイン」イモージェン・クワイは地道ながらも読者の心をつかんでいるようで、第二作『ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎』(ジル・ペイトン・ウォルシュ/...記事を見る »
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