新刊めったくたガイド
1978年6月発行の第9号からスタートした「本の雑誌」の看板コーナーが、WEB本の雑誌に登場!
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2023年12月号
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書評担当者:すずきたけし
身の回りの"機械"の生い立ちとしくみを探る!
「へぇ~」と声に出し続けてしまった森下信『今と未来がわかる 身近な機械 しくみと進化』(ナツメ社)は、冷蔵庫や電子レンジ、テレビや照明、洗濯機からパソコン周辺に携帯電話、そして車や自転車の乗り物まで、...記事を見る »
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書評担当者:松井ゆかり
文豪ゲームブックで芥川賞を目指せ!
芥川賞が日本最高峰の文学賞と認識されていることは周知の事実といえよう。その芥川賞を、執筆の苦労なしに受賞できるらしいと聞き及び、いそいそと手に取ってみた。佐川恭一『ゼッタイ!芥川賞受賞宣言 新感覚文...記事を見る »
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書評担当者:酒井貞道
見かけ通りにいかない今村昌弘『でぃすぺる』に驚愕!
『でぃすぺる』(文藝春秋)は、今村昌弘がその作家的出自をうまく利用した野心作である。主人公は架空の田舎、奥郷町に住む小学六年生のユースケ。彼は前委員長のサツキ、同級生のミナと共に、二学期の掲示板係に就...記事を見る »
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書評担当者:大森望
今年のSF短篇集ベストワン候補 フォード『最後の三角形』がいいぞ!
紹介が1カ月遅れになったが、今年のSF短篇集ベストワンを争う1冊が出ている。ジェフリー・フォード『最後の三角形』(東京創元社)★★★★½は、18年12月に出た『言葉人形』に続く、谷垣暁美編訳のフォー...記事を見る »
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書評担当者:石川美南
破格のページターナー『リンカーン・ハイウェイ』に没入!
アメリカで百万部超の大ヒット、バラク・オバマ絶賛、ビル・ゲイツも推薦......という華々しい宣伝文句に若干身構えながら手に取ったエイモア・トールズ『リンカーン・ハイウェイ』(宇佐川晶子訳/早川書房...記事を見る »
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書評担当者:柿沼瑛子
読んでも読んでも終わらない『グレイラットの殺人』が嬉しい!
それにしてもM・W・クレイヴンのワシントン・ポーシリーズはどんどん長くなっていく。今作『グレイラットの殺人』(東野さやか訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)は紙の本の重さに負けて電子書籍で読んでいたのだが、...記事を見る »
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