新刊めったくたガイド
1978年6月発行の第9号からスタートした「本の雑誌」の看板コーナーが、WEB本の雑誌に登場!
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2024年3月号
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書評担当者:東えりか
ボクシングから駅伝までスポーツ三昧だ!
ボクシング、駅伝、サッカー、ラグビー...。年末年始はスポーツ観戦三昧という人は多かっただろう。 森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)はスポーツノンフィクションとはこう...記事を見る »
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書評担当者:松井ゆかり
綾崎隼『この銀盤を君と跳ぶ』の天才を支えた人々に拍手!
人が罪を償い、更生することの難しさは、前科といったものとは無縁に生きてきた者でも容易に想像がつく。問題を起こした少年少女たちをサポートする制度のひとつが、補導委託だ。家庭裁判所が少年少女の最終的な処...記事を見る »
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書評担当者:酒井貞道
「音楽とは何か」を問う逸木裕『四重奏』を推す!
このミス大賞受賞作、白川尚史『ファラオの密室』(宝島社)の舞台は古代エジプトである。主人公はなんとミイラ。半年前の王墓崩落で命を落とした上級神官書記セティは、死後、女神マアトの審判を受けようとしてい...記事を見る »
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書評担当者:大森望
間宮改衣の強烈なデビュー作『ここはすべての夜明けまえ』をくらえ!
新年の幕開けには新人がふさわしい。ってことで(執筆時点の)2024年1発目は、第11回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作、矢野アロウ『ホライズン・ゲート 事象の狩人』(早川書房)★★★½。 太陽の1...記事を見る »
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書評担当者:石川美南
死者生者入り乱れる狂騒の島にダイブ!
昨年末は外国文学が大豊作!中でも真っ先にご紹介したいのが、シェハン・カルナティラカ『マーリ・アルメイダの七つの月』(山北めぐみ訳/河出書房新社)だ。 舞台は一九九〇年、内戦中のスリランカ。物語は、...記事を見る »
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書評担当者:柿沼瑛子
カリン・スローター『暗闇のサラ』は生きるための戦いの物語だ
歴代大河の女性ヒロインを特集した番組を見ていたら『八重の桜』の名セリフ「ならぬことはならぬのです」が! あのドラマでは自らの信念を曲げず戦う女性の象徴として使われていたのだが、カリン・スローターの作...記事を見る »