高頭佐和子

2024年6月
ヒロインの強い眼差しが心に残る〜桜木紫乃『谷から来た女』 (2024年6月24日)
立派でも偉大でもない人々の姿が愛しい〜木内昇『惣十郎浮世始末』 (2024年6月17日)
なぜ働くのか、どう働きたいのかを考える〜佐原ひかり『鳥と港』 (2024年6月10日)
岸本佐知子の奇想天外爆笑エッセイ『わからない』 (2024年6月3日)
2024年5月
ADHDと診断された作家の感覚と体験〜柴崎友香『あらゆることは今起こる』 (2024年5月27日)
金子玲介の鮮烈なデビュー作『死んだ山田と教室』に夢中! (2024年5月20日)
ストイックに「美」を追求する〜伊良刹那『海を覗く』 (2024年5月13日)
人それぞれの「休む」が詰まったアンソロジー『休むヒント。』 (2024年5月6日)
2024年4月
恩田陸『spring』の天才の世界に魅了される! (2024年4月22日)
鈴木おさむの"小説SMAP"『もう明日が待っている』 (2024年4月15日)
それぞれに流れる日常を描く連作小説集〜江國香織『川のある街』 (2024年4月8日)
子どもだったの頃の気持ちが蘇る〜辻村深月『あなたの言葉を』 (2024年4月1日)
2024年3月
スカッと気分が晴れやかになる短編集〜柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』 (2024年3月25日)
先の見えない今を生きる〜角田光代『方舟を燃やす』 (2024年3月18日)
マニア心の裏に潜んでいるもの〜村雲菜月『コレクターズ・ハイ』 (2024年3月11日)
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』がグサグサ刺さる! (2024年3月4日)
2024年2月
佐藤正午7年ぶりの新作『冬に子供が生まれる』がすごい! (2024年2月26日)
増幅する孤独感と怒りとやりきれなさ〜西村亨『自分以外全員他人』 (2024年2月19日)
心弾む普通の毎日〜古賀及子『気づいたこと、気づかないままのこと』 (2024年2月12日)
辛かった思い出も細やかに描く〜村山由佳『記憶の歳時記』 (2024年2月5日)
2024年1月
現代社会にビシッと切り込んでくる大前粟生『チワワ・シンドローム』 (2024年1月29日)
心の奥にある仄暗い物を描く井上荒野の短編集『錠剤F』 (2024年1月22日)
田中兆子『今日の花を摘む』の女たちの関係がいい! (2024年1月15日)
垣谷美雨『墓じまいラプソディ』の松尾五月(61歳)がいい! (2024年1月9日)
2023年12月
西加奈子の短編集『わたしに会いたい』で勇気が溢れる! (2023年12月25日)
1943年の"幻の箱根駅伝"への思い〜額賀澪『タスキ彼方』 (2023年12月18日)
河﨑秋子『ともぐい』の強烈さに度肝を抜かれる! (2023年12月11日)
コロナ禍にのまれた人々の短編集〜一穂ミチ『ツミデミック』 (2023年12月4日)
2023年11月
原田マハ短編集『黒い絵』から目を逸らせない! (2023年11月27日)
不器用で真摯な臨床心理士の物語〜水野梓『グレイの森』 (2023年11月13日)
平穏な日常の愛しさを描く長嶋有『トゥデイズ』 (2023年11月8日)
2023年10月
藤野千夜『じい散歩 妻の反乱』にじんわり笑う! (2023年10月30日)
ますますパワーアップする鈴木るりか『星に願いを』がいい! (2023年10月23日)
「モヤモヤ」の正体を描き出す〜高瀬隼子『うるさいこの音の全部』 (2023年10月16日)
42年ぶりの嬉しい再会〜黒柳徹子『続 窓ぎわのトットちゃん』 (2023年10月11日)
佐川恭一『ゼッタイ! 芥川賞受賞宣言 新感覚文豪ゲームブック』に熱くなる! (2023年10月2日)
2023年9月
じわじわ不穏な青山七恵『前の家族』が怖い! (2023年9月25日)
桜木紫乃『ヒロイン』の静かな力強さに惹き込まれる (2023年9月20日)
「魚」と「鳥」の名コンビがいいぞ!〜蝉谷めぐみ『化け者手本』 (2023年9月12日)
中西智佐乃の中編集『狭間の者たちへ』に引きずり込まれる! (2023年9月4日)
2023年8月
幼なじみとの自然体の会話〜川上 弘美『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』 (2023年8月28日)
現実を突きつけて来る短編集〜桐野夏生『もっと悪い妻』  (2023年8月21日)
鈴木涼美『浮き身』の鋭利な表現力にしびれた! (2023年8月14日)
ゆるくて鋭い社内政治小説〜津村記久子『うどん陣営の受難』 (2023年8月7日)
2023年7月
竹宮ゆゆこのセイシュン小説『心臓の王国』をガシガシ読む! (2023年7月24日)
逃げ出せなくなる恐怖短編集〜 小田雅久仁『禍』 (2023年7月17日)
「脇役」が一人もいない青春小説〜辻村深月『この夏の星を見る』 (2023年7月10日)
身体の上の「国境」〜朝比奈秋『あなたの燃える左手で』 (2023年7月3日)
2023年6月
やりたいことを貫く女性たちにしびれる!〜平山亜佐子『明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記』 (2023年6月26日)
"不利益顔"の人材を採用する!?〜石田夏穂『黄金比の縁』 (2023年6月19日)
還暦の女ともだちの新しい挑戦〜坂井希久子『華ざかりの三重奏』 (2023年6月12日)
呪われた小説をめぐる迷宮のような物語〜恩田陸『鈍色幻視行』 (2023年6月5日)
2023年5月
有吉佐和子『挿絵の女 単行本未収録作品集』に興奮! (2023年5月29日)
笑顔全開のダイナミック古代世界〜町田康『口訳 古事記』 (2023年5月15日)
休日の午後に最高のエッセイ集〜桜木紫乃『妄想radio』 (2023年5月8日)
愛と祖国の間で揺れながら生き抜いた女性たち〜深沢潮『李の花は散っても』 (2023年5月1日)
2023年4月
闘病記に収まらないノンフィクション〜西加奈子『くもをさがす』 (2023年4月24日)
サーカスで暮らした日々をたどるノンフィクション〜稲泉漣『サーカスの子』 (2023年4月17日)
寄り添いすれ違う濃密な短編集〜彩瀬まる『花に埋もれる』 (2023年4月10日)
2023年3月
"推し"を描写する極上の言葉〜小川洋子『からだの美』 (2023年3月31日)
読者の心を剥き出しにする物語〜須藤古都離『ゴリラ裁判の日』 (2023年3月27日)
潔さとユーモアで向き合う家族と介護の物語〜にしおかすみこ『ポンコツ一家』 (2023年3月20日)
姉妹と町の人々の懐かしくあたたかい40年〜〜津村記久子『水車小屋のネネ』 (2023年3月13日)
現代のヒーロー・済東鉄腸の大冒険〜『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』(左右社) (2023年3月6日)
2023年2月
「めんどくさい人間」がクセになる短編集〜紗倉まな『ごっこ』 (2023年2月27日)
封印していた過去と純粋な思い〜川上未映子『黄色い家』 (2023年2月20日)
孤独死したある女性の身元を追うノンフィクション『ある行旅死亡人の物語』 (2023年2月13日)
意識のない母との濃密な関係〜朝比奈秋『植物少女』 (2023年2月6日)
2023年1月
静かな怒りと復讐劇〜安堂ホセ『ジャクソンひとり』 (2023年1月30日)
事件の背後に隠された物語〜永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』 (2023年1月23日)
赤染晶子のエッセイ集『じゃむパンの日』が最高だ! (2023年1月16日)
高い能力を持つ子どもたちの苦難〜藤野恵美『ギフテッド』 (2023年1月9日)
2022年12月
気鋭の歌人の小説世界に引き込まれる〜川野芽生『月面文字翻刻一例』 (2022年12月26日)
心に確かな希望を残す小説〜窪美澄『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』 (2022年12月19日)
子どもの嘘と切なさ〜青本雪平『バールの正しい使い方』 (2022年12月12日)
永久にNo.1の恋愛小説〜中山可穂『感情教育』 (2022年12月5日)
2022年11月
最高にかっこいいエイミーの半生記〜山田詠美『私のことだま漂流記』 (2022年11月28日)
言葉を信じてもらえない二人の女性の物語〜櫻木みわ『カサンドラのティータイム』 (2022年11月21日)
作家の最後の贈り物〜山本文緒『無人島のふたり』 (2022年11月14日)
書かれなかった思いを描く短編集~井上荒野『小説家の一日』 (2022年11月7日)
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