高頭佐和子
- 2023年5月
- 有吉佐和子『挿絵の女 単行本未収録作品集』に興奮! (2023年5月29日)
- 笑顔全開のダイナミック古代世界〜町田康『口訳 古事記』 (2023年5月15日)
- 休日の午後に最高のエッセイ集〜桜木紫乃『妄想radio』 (2023年5月8日)
- 愛と祖国の間で揺れながら生き抜いた女性たち〜深沢潮『李の花は散っても』 (2023年5月1日)
- 2023年4月
- 闘病記に収まらないノンフィクション〜西加奈子『くもをさがす』 (2023年4月24日)
- サーカスで暮らした日々をたどるノンフィクション〜稲泉漣『サーカスの子』 (2023年4月17日)
- 寄り添いすれ違う濃密な短編集〜彩瀬まる『花に埋もれる』 (2023年4月10日)
- 2023年3月
- "推し"を描写する極上の言葉〜小川洋子『からだの美』 (2023年3月31日)
- 読者の心を剥き出しにする物語〜須藤古都離『ゴリラ裁判の日』 (2023年3月27日)
- 潔さとユーモアで向き合う家族と介護の物語〜にしおかすみこ『ポンコツ一家』 (2023年3月20日)
- 姉妹と町の人々の懐かしくあたたかい40年〜〜津村記久子『水車小屋のネネ』 (2023年3月13日)
- 現代のヒーロー・済東鉄腸の大冒険〜『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』(左右社) (2023年3月6日)
- 2023年2月
- 「めんどくさい人間」がクセになる短編集〜紗倉まな『ごっこ』 (2023年2月27日)
- 封印していた過去と純粋な思い〜川上未映子『黄色い家』 (2023年2月20日)
- 孤独死したある女性の身元を追うノンフィクション『ある行旅死亡人の物語』 (2023年2月13日)
- 意識のない母との濃密な関係〜朝比奈秋『植物少女』 (2023年2月6日)
- 2023年1月
- 静かな怒りと復讐劇〜安堂ホセ『ジャクソンひとり』 (2023年1月30日)
- 事件の背後に隠された物語〜永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』 (2023年1月23日)
- 赤染晶子のエッセイ集『じゃむパンの日』が最高だ! (2023年1月16日)
- 高い能力を持つ子どもたちの苦難〜藤野恵美『ギフテッド』 (2023年1月9日)
- 2022年12月
- 気鋭の歌人の小説世界に引き込まれる〜川野芽生『月面文字翻刻一例』 (2022年12月26日)
- 心に確かな希望を残す小説〜窪美澄『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』 (2022年12月19日)
- 子どもの嘘と切なさ〜青本雪平『バールの正しい使い方』 (2022年12月12日)
- 永久にNo.1の恋愛小説〜中山可穂『感情教育』 (2022年12月5日)
- 2022年11月
- 最高にかっこいいエイミーの半生記〜山田詠美『私のことだま漂流記』 (2022年11月28日)
- 言葉を信じてもらえない二人の女性の物語〜櫻木みわ『カサンドラのティータイム』 (2022年11月21日)
- 作家の最後の贈り物〜山本文緒『無人島のふたり』 (2022年11月14日)
- 書かれなかった思いを描く短編集~井上荒野『小説家の一日』 (2022年11月7日)