冒険が印象に残る本が多い月だった。 陳柔縉『高雄港の娘』(田中美帆訳/春秋社)は一九二〇年代末から現在に至る約百年を、台湾出身の女性主人公と周辺人物たちの人生を通して描く。実在の人物を主人公のモデ...記事を見る »
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1984年生まれ。書評家。アンソロジストとして『2000年代海外SF傑作選』『2010年代海外SF傑作選』、共編書『走る赤 中国女性SF作家アンソロジー』、自主制作『Rikka Zine vol.1』を編集。 現在、道玄坂上ミステリ監視塔(Real Sound)や「ミステリマガジン」新刊SF欄に寄稿中。