鈴木るりか『私を月に連れてって』(小学館)の刊行が嬉しい。二〇一七年に中学生作家としてデビューし、毎年十月に田中花実親子のシリーズを発表してきた著者だが、今年は刊行されなかった。学業が忙しいのか、も...記事を見る »
二〇二〇年を、「コロナと『日没』の年」と名付けたい。得体の知れない何かがじわじわ近づいてきて、気がつくとその渦中にいる。未体験の恐怖に、心を侵食された記憶が後々まで残りそうだ。既に多くの書評で絶賛さ...記事を見る »
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神奈川県生まれ。都内在勤書店員。文芸書担当。