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番外編

■特別番外編・カフェ・ビエンチャン業務連絡

 話の流れ的にここまではアイマイな書き方しかしてこなかったが、カフェ・ビエンチャンはこれを書いている二〇〇八年十二月十八日の時点では営業していない。つまり閉店だ。まあそんなことは読んでいればウスウス理解してもらえていたとは思うのだが、閉店を決めたのがほんとうに突発的だったことと、閉店した二〇〇七年七月時点で書いていた部分がその一年近く前のことだったこともあって、あえてはっきりした書き方をしてこなかったのだ。
 しかし題名が『ただいま営業中!』となっているだけに、疑問を持ちながらも営業しているのではと思っている人も多いようで、これまでも幾人もの読者の方から、"カフェ・ビエンチャンに行きたいと思っているのですが営業しているんですよね"とか"閉店したのですか"という確認のメールをいただいてている。そのたびに申し訳ないと事情説明の返事を出していたのだが、ここであらためて書いておきます。

《カフェ・ビエンチャンは二〇〇九年二月九日までの時点においては閉店しています》

 さて。ここからが今回番外編として伝えたかったことになる。
 先にも書いたが、カフェ・ビエンチャンはいまでは閉店している。
 しかし!
 二〇〇九年二月十日〜二十日まで、カフェ・ビエンチャンは期間限定で臨時再オープンします!
 場所はもちろんラオスのビエンチャン。かつてカフェ・ビエンチャンがあった場所から歩いて五分ほどのところにある《ブルースカイ・カフェ Bluesky Cafe》の四階と屋上を借りての営業です。オーナーの亀田さんことカメちゃんに快く貸してもらいました。ありがとう! カフェ・ビエンチャンはいつも誰かの助けを受けるように運命付けられているみたいです。
 さてさて期間限定再オープンするカフェ・ビエンチャンですが、牛タン炭火焼きをメインとしていた前の店とは一転して、お酒を美味しくする三、四品の日替わり料理とサラダ。そして手作りのスイーツをメインとしたバーとなる予定。つまり"Barカフェ・ビエンチャン"ですね。
 酒とスイーツ? という疑問もおそらくきっとあるでしょうが、洋酒とスイーツってこれがけっこう相性がいいのですよ。ケーキを食いながらワインやウイスキーやジンをよく飲む台所の天才であるわたしが言うのだから間違いはありません。
 臨時店舗からは、しっとりと落ち着いたビエンチャンの街と降るような星空が一望できます。以前の店と同じなのは、よい音楽(まあ、わたしの好みですが)が流れていることとコーヒーを出さないこと。そして店に来てくれる人が皆、気持ちのよい楽しい人ばかりだろうということです。
 ほんとうに突発的に思いついた再開で期間も短いのですが、付き合ってください。そして鬱々とした日々をしばし忘れて、星空の下で一緒に酔っ払いましょう!
ということでその時期にタイやベトナムあたりに旅行する予定でもあれば、ぜひ足を延ばしてご来店を! 来られない人は南東の空に向かって乾杯を!
以上、今回は特別番外編・業務連絡でした。ピンポーン!

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