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連載第17回  7月その1

6月某日
トーキングヘッズ叢書17号、刊行ペースがちょっと早まっているような。
特集は「ゴシック・テイスト~闇を耽溺する者たちへのガイドブック~」。
並べてたら「クトゥルー」の新刊について問い合わせが増えてたことを思い出し青心社に電話。12巻は7月末刊行予定とのこと。事前予約を無理矢理お願いする。

新潮文庫新刊も夏・青春風(帯が黄緑だから、そんな気持ちに)。
「神様のボート」は表紙が写真になって、また一段と、って写真ホンマタカシだ。
「追悼の達人」も文庫化。創元文庫の新シリーズの背表紙の色は白でした。

単行本新刊はまたもや、オグ・マンディーノ(竹書房)。表紙の葉っぱが浮き出てておもしろい。角川ブックプラスはサリー・ワーナー「わたしが私になる方法」。翻訳者の名前のなかに金原瑞人氏の名前があってかわいい表紙、これはもうパターン王道と言ってかまわないかと。
「笑犬楼の知恵」(筒井康隆 金の星社)は古本っぽい。ってこれの装丁は山藤章二だ。 

7月2日(火)
夏の文庫フェア設置第一弾、終了。第二弾は一階で開催予定。
角川は拡材に風鈴つき。新潮、パンダストラップ、読書姿がたまらないかわいさ。
が、夏のキャンペーン被写体でタレントの名前を覚えてきた私は去年と各社キャラクターが変わらないのが不満。まあ、それだけみんな人気者なんだろうけど。

雑誌「プリンツ21」は金子國義特集と従業員休憩所で聞きつけ早速雑誌コーナーからもらう。金子氏デザインのゆかたと帯やポーチドエッグとキャビアの写真にキャアキャア。

7月3日(水)
七月発の角川文庫新刊案内に宗田理の「新ぼくらの『ええじゃないか!』」のタイトルあり。その後の・・ってどうなの?と気になる気持ちは長年、角川文庫をさわってた方ならわかっていただけるかと。(今月の徳間文庫でもシリーズの新刊有)

島田雅彦詩集「自由人の祈り」(思潮社)発見。乙一「GOTH」(角川)装丁がかっこいいです。ナイフ。

7月4日(木)
布団を干したり、雑誌を売ったり、ペプシを買ったり。あと、サッカーに目を奪われてる間にサンプラス(テニス)が負けていたのに気づく。

7月5日(金)
棚をさわりながらこの仕事は(したことはないが)盆栽に似てるのかなとぼんやり。

新刊は河出/アップリンクより「クロマ」デレク・ジャーマン、光と色についての散文集、青い箱入り。中公からようやくカーヴァー全集7巻目「英雄を謳うまい」。最終巻は来年春予定。(ってでるのか?)

夜は最後の新元さんの会。ゲストは岸本佐知子氏。今日の朗読はニコルソン・ベイカーの「フェルマータ」でした。

7月6日(土)
葉山で結婚式だよと意気揚々、支度をして出かける。電車に乗る前に一緒にゆく友人に電話をしたところ、今日ではなく明日が式と判明。なんてこったい。まぬけすぎる。へなへなになったまま帰ってふて寝。

7月7日(日)
葉山で結婚式。予行練習の成果か、支度はスムーズ。電車も乗り遅れませんでした。(上記の理由により本日も無理に休みに。売場の皆様すいませんでした。)
帰り道、カラオケ大会帰りの父から電話。朝日新聞(be特別版のことです)の件で 「新聞見てな、カクコはちょっと思慮に欠けてる感じがするって親戚から電話があったが、そーでもないよな」と。欠けてるんですから、そっとしといて下さい。

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