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連載第27回  11月その1

11/2(土)元バイトのSとKと待ち合わせて、神保町祭に繰り出す。野暮ったく紙袋をいくつもぶら下げるのだけはしないぞと予備の布バックを持参、が、帰り道袋の持ち手がちぎれそうで両腕に抱えてたのですから、あまり意味なし。知らぬ間に腕はあざだらけ。
なまじ、売場で既刊本をしつこく並べているものだから、出版社ブースにてウワー、あれもこれも品切れなのー?ともったいないおばけにとりつかれ買ってしまいました。
一緒に行ったS嬢が思ったよりすずしい顔をしているので、聞いたら「午前中に一箱配送頼んできた」とのこと。なんだい。
夜はレコ屋廻りの旦那と待ち合わせ。今週誕生日なのでおスシをおごってあげた。

11/3(日)本屋的文化祭二日目。仕事前に婦実担当と待ち合わせて、ミーハーにも青山ブックセンター本店で開催の文学フリマへ。
午前中ちょっとしかいられなかったので、「ベストセラー新刊会議」の対談も見れず(やったのでしょうか?)、佐藤友哉行列にも並べず(長蛇だった)、しかも帰り際に福田和也&坪内裕三氏とすれ違う(動いてるのをもっと見たかった)だったのですが、長嶋有の芥川候補作短冊(短歌付き100円)と吉川良太郎のサイン本は買えたよ、やったー。
吉川氏は大学の部活(?)の会報も売っており、ああ大学にいる人だーとちょっとまぶしく、なんだかあがってふにゃふにゃしてしまいましたよ。

11/8(金)文春文庫新刊。この青い本なんで一箱も来てるんだ? ときょとんとしてたらジェフリー・ディーヴァーでした。今朝は文庫長のY嬢が急遽病欠、人員もギリギリだったので久しぶりに一人で新刊出し。先月新刊を移動して返品を作るとこまで含めてY嬢よりまだ30分早く終わらせることができて、ちょっとホッと。

11/9(土)角川ホラー文庫新刊。
「カムナビ」梅原克文が入荷。講談社文庫の「火炎」高橋克彦と並んでる様子にああ前にもこんなことが……って単行本も同じ時期に出てたんだよな、この二冊。
あの時はだらだらといつまでたっても売れたもんですよ。

11/10(日)朝日新聞、ベストセラー快読が久しぶりの岸本佐知子さんの回。しかも「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」草思社について。この本これみよがしに机の上におかれた覚えが(妄想、ただそこら辺にあっただけ)あるな~と楽しみに読んだのですが「たしかに私は自堕落で優柔不断で意志薄弱で根気も集中力も忍耐力もなくおまけに魚座でO型だが」ってハーイ、ハーイ!私のことでーす。って元気に手を上げてる場合じゃないか。今後整理整頓能力も査定対象とするとわざわざ言われたばっかり。片付け問題は崖っぷちにたたされてます。

11/12(火)光文社文庫 ぶたぶたの矢崎さんの新刊が!見た瞬間、ぶたぶたシリーズじゃないのかーというガッカリ感と売れるかも?という欲が一瞬入り交じりました。
題名は「冬になる前の雨」。短編集です。

11/14(木)本日の発見(1)PHP文庫の新刊「心が晴れる生き方」、とうとう斎藤茂太先生もお顔を表紙になさってます。次は誰だ?
(2)フェアポップ問題(ポップはどの本にもつけたいが、全部つけると邪魔なのでどう工夫しようかな問題)に新たな手法導入。扶桑社文庫は旬本発見! フェアにて表紙の上にポップを置き、その上からシュリンクをかける技を。でも本の中身が見れないのが難(ポップはバッチリ目に入るのですがね)。して、それを上回るのが集英社新書のフェア。これ表紙と帯の上に更にトレーシング紙製の幅広帯がかかっています。表紙も見えるし、必要事項はトレーシング紙の上に印刷されてて目立ちます。ナイスアイデア!

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