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連載第55回

ブックファースト林

****************いまさらですが、マシュー・ボーンの「プレイ・ウイズアウト・ワーズ」(バレエ)はすごかったです。久しぶりにヒドイ話を見た!といった感じ。モンキーズの映画とかサイケで後味悪いようなヤツ。執事とかメイドとか持ってる若い男の子が結婚の準備を通してダメになってく話。動きとかは1人の人物を3人がかりで演じてて(というところで、勢いとか時系列の動きが瞬時に表される)すっごいおもしろかった。
と、なんでこんなことを今更言ってるかというと、今度発売になる「白鳥の湖」に向けての勢いをつけたいから、デッス。やっぱり、オーケストラが入る回の方が素敵なのかしら。それから来年の4月、見に行くヒマがあるのかしら。ウフフフフ~(つま先立ちになりながらカニ歩きしつつ)

高山なおみのエッセー『日々ごはん 1』中央出版。シークァーサー入りのビール、うまそう。後ろ袖を見たら、クウクウはもう閉店してるとのこと。なんと!ちょっと時間が出来て小銭がある時に豪遊しようと思っているうちに随分行かなかったんだなぁ。残念無念。残念記念にナンプラー月刊突入。そーいや「天然生活」最新号に高山さんのナンプラー炊き込みご飯レシピ有。早速チャレンジだ。

そういえば、ジュンパ・ラヒリの長編『その名にちなんで』新潮社も出てますよ。読み始めて台所が油っぽいというくだりで、まずはインド料理屋に行かなきゃと思ったんだから、単純極まりない私。まだまだ売れています。それから新潮PR誌「波 8月号」のクレスト特集座談会は豪華絢爛超必読、でございます。メンバーは池澤夏樹、堀江敏幸、豊崎シャチョーの3人。出版社に在庫があれば取り寄せできるかと思います。

ハヤカワ文庫より『レ・コスミコミケ』(イタロ・カルヴィーノ)発売。月のミルク、味わってみたいような、ちょっとドタバタしててあんまり売場にいない時に発売だったので、場所とか展開とか心配していたのですが、しっかり並んでいました。(って、そりゃ、量が大量だもん、いいとこおくよね)お盆前くらいには文庫ベスト10入も。渋谷インディーチャート面目躍如です。

いない間と言えば、外国のお客さんより「『なんとかクリスタル』ありますか?」との問い合わせがあったそう。こーゆーことがあるから、いつも売場に出てたいのですよ。(急に降ってわいた、新宿ルミネ店の開店準備手伝いや絵本カーニバルというイベント係をしていたので、あまり売場にいられない八月だったのでした)

本屋大賞の反省会に参加予定の日。仕事が長引き、店を出た時にはもう終了したとのメールが。何を話したかだけでも聞こうと、昨年度司会者と新宿で合流。いろいろ本年度の日程予定など見せてもらいながら、今年のベスト予想など。しかし、いろいろありすぎて竹内真も『パラレル』も一年も前のことみたく思える。今のとこベストは『犬は勘定に入れません』なんですが、本屋大賞は対象が国内作品だからなぁ。

東京地区の会議。関西方面で導入される、私鉄版スイカ(名称ピタパ)の説明の時、皆が自分のスイカを取り出して眺めていた。変な光景。

イッセイミヤケで発売中のタカノ綾服を思い切って買ってみた。Tシャツ。でもまだ外に着ていけない。すっごい高かったのに。→ところで、このタカノ綾シリーズ、傘やカバンの小物から下着なども有。SFマガジンを読んでいて、ああタカノ綾はいいなぁと思っているような人は買いに行ったりしたんだろうか。そしてガールフレンドにプレゼントしたりしないのだろうか。

で、SFマガジンと言えば、今月号はジーン・ウルフの特集です。『ケルベロス第5の首』に引っかかって、ぐるぐるバタバタしている方はゼヒトモ。短編の翻訳もちらっと乗っています。ジーン・ウルフ自分にインタビューページに不覚にもジーンと。(←やめれ)ジーン・ウルフフェアも企画中。(とは言っても短編載ってるのとか『青白い炎』とか並べるくらいなんですけど)

先日、ダンナより「あんた寝言でさ~」と話を切り出され、何を口走った?とあれこれ言ってはまずい事を浮かべてギャーとしていたら「「ごめんなサイダー」って言ったあと、バカみたいにゲラゲラ笑ってて怖かった」だって。それは怖かったね。

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