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連載第45回

げー、もう10月も終わりです。

今月の本の雑誌は、なんと言っても大森望氏の夏休み小説のページでしょう。アーサー・ランサムに『エンジン・サマー』だなんて、なんだよなんだよ、うわーーーんな気持ちになりましたよ。ということで、遅ればせながら、イリアの夏も読んでみようかと。

そして、めくるめくB級ワールドへの招待のページも。もっと読みたいと思っていたら、ゆまに書房から発売になった唐沢コレクションにもちょっと載っていました。少女小説が三点同時刊行のこのシリーズ。装丁が少女小説単行本(ちっとも説明になってない!)なのですが、要所に唐沢マークが入っています。マーク不評。なんてことはともかく、小説の後のソルボンヌK子さんのページに私たちは大騒ぎして、突っ込み部分を読み合っています。声に出して読みたいホニャララ。

10/17(金)翻訳祭り本日は東大とジュンク堂の二本立て。
東大にて「ブンガク畑でつかまえて」と題したシンポジウムに参加。初東大本郷内部潜入とパネリストの豪華さ(座ってた左から、池内紀、堀江敏幸、中村和恵、柴田元幸、沼野充義各氏。ゴレンジャーとか適当に言ってみたりして・・)に興奮。ブンガク・ブンガクなどと高揚してよく分からないメモ書きが残っていますが、この会のことはどっか雑誌に載るらしいとの噂。

東大の後は池袋のジュンク堂で翻訳ブンガクブックカフェヘ。今回のゲストは中川五郎氏。が、大幅に遅刻してしまいました。中川さんの朗読はさすが音楽の人なかっこよさ、そして、テープの中のブコウスキー本人もかっこよかったです。

高橋源一郎読本思潮社より高橋源一郎読本がようやく発売。広告ページと「真夜中の源一郎」しりあがり寿作が最高だ。でも、マカオのおかっぱ写真はどうかと・・・・・・というのは私とバイトH嬢の共通意見。それから、年とっちゃたんだね私たち、というのも共通見解でいいのかな?

国書刊行会☆安田ビル(とあえて言いたい)の人の本が刊行。タイトルは『ピントのボケる音』。
めずらしく、ダンナが買ってこいと言う。折り込みチラシにレムの全集や『珍説・愚説・大辞典』のが入っていて、読んでるとパラパラ落ちてくる。ちょっと違和感があるけど、これで安田謙一の本を買うような人(ウチのダンナ)がレムに興味を持ったらおもしろいよな、などと。

ようやく出たよ、の山尾悠子『ラピスラズリ』函入り、青い箔押しで持っているべき美しい本となっています。知らないウチにサイン本が入荷。しかも、売り切れているのに気づきしょんぼりしていたら、一冊取り置き棚に。担当が取っておいてくれたらしい。ありがとう。

10/19(日)いろいろ、いろいろ(主にお客様がらみ)あって緊張し、へこたれていたら、帰りに伊藤理佐の『ピータン』(マンガ)を貸してもらった。気持ちの切り替えってこうするモノなんだな、と体感した。ありがとう。

10/24(木)エリオット・スミスが亡くなったのを知る。素敵な小説を読んでるような気持ちにさせてくれる歌手だっただけに残念。これから、エリオット・スミスのレコードを聞くときはいつも、これまで以上にさみしい気持ちがついてまわるのですね。ずるいことだよ。

10/25(土)
 ようやく、冬物仕事用スカート入手。これで、寒さに腹を下すこともなくなろう。

映画音楽今、売場で村上龍原作『昭和歌謡大全』の映画予告編をビデオで流しています。これが、ベタな曲がどんどん流れる予告編でついつい一緒に歌ってしまうのです。もちろん売場ですから心の中で。でも、横を通る時に「わっすれられないの」にぶつかると、大抵バックヤードに入ったあたりでサビまで進むので、つい我慢できなくなって声に出して歌ってるみたいです。

それ以前にもルー・リードの曲がかかるのでワケもなく暗い気持ちになる予告編とかLA'sの「ゼア・シー・ゴーズ」のイントロだけかかるので「続き、続きを聞かせろよ!」と暴れたくなる予告編とか映画予告編音楽には危険がいっぱいです。

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